『銀河鉄道999(TV版)』を全話語りたい!(第96話)
第96話 フライング・クロ 前編
脚本:藤川桂介
演出:井内秀治
作画監督:内山まさゆき
1980年11月20日放送
前停車駅:ヤーヤボールの小さな世界(誤停車)
次停車駅:
登場列車:銀河超特急999
-この回の予告-
「クロは知っている。
生身の身体を捨てたときから、
機械の身体になった時から、
人間の心が、温かさを失うことを。
人間の心から、優しさが消えることを。
次回の銀河鉄道999は
"フライング・クロ 前編に停まります」
-グッと来たセリフ-
「~一体何を見たんだ、
メーテルのトランクの中に…。(星野鉄郎)」
(中略)
「いつかは必ず見せてあげるわ。
鉄郎と別れる時が来たら(メーテル)」
-あらすじ-
銀河超特急999号は食堂車の調理装置が故障し、
車内で食事がとることが出来ず、
鉄郎は腹を空かしていた。
次の停車駅"クイマ"では
何でも食べられるといことから
メーテルはそこで食事をとることを提案するが、
車掌が言うには
銀河鉄道指定のホテル以外では
食事はとらないよう、指示を受ける。
"クイマ"は20世紀の日本を思わせる
町並みが広がり、その空には猫の親子とみられる
一筋の列が行進をするがごとく歩いていた。

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-感想-
例によって後編を視聴していない
状態での感想なんですけど、
正直、明らかになっていない情報が多すぎて
この時点ではどのような展開に進むのか
わかりかねますね。
ただ、劇中に登場する"機械ポリス"の
描き方を見ていると、
"機械化人間"という存在は、
単に身体を"機械化"しただけの人間、
という訳ではないように思えてきますね。
別の話でも少し触れましたが、
現実の世界を顧みると、生身の人間であっても
"機械化人間"のような人はいるような気がします。
そして今回の"グッと来たセリフ"なんですが、
一度、映画版、原作版、そしてテレビ版の
結末までを知っている視点でいえば、
結局メーテルのトランクの中身は
何だったのかさっぱりわからないのですけど、
いわゆる"エターナル編"が現状(2022年5月)
未完のままであることを考えると、今後その辺が
描かれる可能性はゼロではないんでしょうけど、
う~ん、果たして?!
-エピローグ-
一体、このクイマという星は、
どういう星なのだろう。
心の優しい人のところへ現れるフライング・クロ。
しかしそこには、必ず機械ポリスが現れるのだ。
再び鉄郎のところに現れたフライング・クロ。
しかしそれをキャッツロイドが追い返した。
そこには一体、どんな謎が、隠されているのだろうか。
(ナレーションより)