『銀河鉄道999(TV版)』を全話語りたい!(第67話)
第67話 宇宙僧ダイルーズ
脚本:山浦弘靖
演出:川田武範
作画監督:兼森義則
1980年2月28日放送
前停車駅:葬送惑星
次停車駅:惑星好奇心(超法規的停車)
登場列車:銀河超特急999
-この回の予告-
「たとえ修業を積んでも、たとえ心理を悟っても、
人を救うことは難しい。
愛が無ければ、誠がなければ、
人の心は動かせない、人の心は変えられない。
次回の銀河鉄道999は
“宇宙僧ダイルーズ"に停まります」
-グッと来たセリフ-
「機械の身体になるということは、
苦しみも長く続くということだな………。
(ダイルーズ)」
-あらすじ-
鉄郎は虫歯を患い痛みに苦しんでいたが、
そこに強烈な衝撃波を帯びた鐘が響き渡る。
その鐘の音は隣の客車に乗車していた
宇宙僧ダイルーズの仕業であった。
その鐘は宇宙を彷徨う魂を慰霊するために
600年前から使われ、その長きにわたって生き続けた
彼自身の身体は機械化されているのだという。

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-感想-
今回は999のメインテーマである
"永遠の命"に対するアンチテーゼが
ドストレートに表現された話
だったのではないでしょうか。
600年を生き続け、999の機関車にすら
影響を与える強力な鐘を持ちながら、
全く役に立っていない宇宙僧ダイルーズを通して
その辺が描かれているように思います。
面白いのは、そのダイルーズが、
鉄郎の歯を破損させるわ、
死にかけた若者に
「死んだら念仏を唱えてくれ」
と言わせるわで、
役に立たないどころか、かえって
迷惑
な行動になってしまっているところで
この辺から
"ただ長く生き続けることだけには意味がない"
"ただ長く生き続けてることだけには価値がない"
"ただ長く生き続けているからといって、偉い訳でない"
という描写にも受け取れて、
放送当時にはそうした意図は
なかったのだろうとは思いますが
昨今の少子高齢化社会問題や延命治療に対する問題など
色々と考えさせられる展開ではあったと思います。
あと、前回が"葬送惑星"で今回は"宇宙僧"と、
ひょっとしたら初オンエアは"お盆"が
近かったのだろうかと想像したのですが、
特にそういうことはなかった模様です。
-エピローグ-
宇宙僧ダイルーズは、いつまで
救急医療小惑星で修行を続けたのか、
記録にはない。
本当の"悟り"を得たのかどうか、
誰にもわからない。
999がここに停まることは、
二度となかった。
(ナレーションより)