『銀河鉄道999(TV版)』を全話語りたい!(第39話)
第39話 霧の都のカスミ
脚本:藤川桂介
演出:明比正行
作画監督:石黒育
1979年7月5日放送
前停車駅:卑怯者の長老星
次停車駅:球状住宅団
登場列車:銀河超特急999
-この回の予告-
「そこは、目に見えない牢獄の星。
心に希望は燃えていても、心に勇気があふれていても、
人は、その鎖を断ち切れないのか
人は、その壁を打ち破れないのか
次回の銀河鉄道999は
“霧の都のカスミ"に停まります」
-グッと来たセリフ-
「ぼくはたんこぶが十個や二十個出来ようが、
風呂に入るまいが、死にゃぁしないもんね、
ぼくはしあわせなんだなぁ(星野鉄郎)」
-あらすじ-
光をも通さない微粒子に覆われた漆黒の波を貫く
銀河超特急999の次なる停車駅は、"霧の都"。
その星は、二つの惑星になる星が、
一つに結合してしまった星なのだという。
そして、その白い霧に包まれた街角から、
999号の軌跡を眺める一組の男女がいた。

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-感想-
今回はちょっと999のテーマから離れたような
話にも見えるんですが、"命の在り方"が
描かれているように思うので、
大きく逸脱しているわけでもないのでしょう。
また、どちらかというと逃れられない
"宿命"の悲劇が描かれた、というよりは、
今回の"グッと来たセリフ"にあるように、
「しあわせなことは、何でもないことの中にもある」
という要素の方に重きが置かれた話のようにも思います。
まぁ、これは、これまで年を重ねていくうちに、
いくつかの持病を抱えるようになって、
毎日健康で過ごせた何でもない日々が
どれほど尊い時間であったかと考えるように
なったからでもあるんですけどね。
やっぱり、こういうことって
年を重ねてみないとわからないこと
なんですよね、悲しいことですが…。
-エピローグ-
宇宙には生きるものすべてに当てはまるルールと、
それとは全く逆に、当てはまらない星が
所々にあるものだ。
"霧の都"もその中の一つだ。
そこで生まれた者は、生涯外に出ることはできない。
旅人はそこを、かげろうの牢獄という
(ナレーションより)