『機動戦士ガンダム』を全話語ってみる(第33話)

第33話 コンスコン強襲



脚本:山本優
演出:貞光紳也
絵コンテ:斧谷稔
作画監督:中村一夫
1979年11月17日放送




-グッと来たセリフ①-

「~ねぇ、アムロ、あなたフラウ・ボゥのこと
どう思ってるの?(セイラ・マス)」

「えっ? なぜですか?(アムロ・レイ)」

「なぜって…。あなた最近、
フラウ・ボゥに冷たいでしょ(セイラ・マス)」

「そんなことないですよ(アムロ・レイ)」

「そうかしら? こんな時だからこそ、
友情って大切よ(セイラ・マス)」

「別に嫌いになってるわけじゃ…。
(アムロ・レイ)」




-グッと来たセリフ②-

「~そうじゃないの、ホワイトベースを捨てる私に…
あなたは、あなたは何をしてくださるの?
(ミライ・ヤシマ)」

「ぅぁ、だから、父に頼んでやるって、
さっきから僕は…(カムラン・ブルーム)」

「わかってくださらないのね…。
それでは私は、ホワイトベースは捨てられないわ
(ミライ・ヤシマ)」




-グッと来たセリフ③-

「ミ、ミライ! 
ぼ、僕の、何が気に入らないんだ?

ミライ! 教えてくれ! 
直してみせるよ!きみの為ならば!
ミライ!(カムラン・ブルーム)」




-あらすじ-

サイド6に入港したホワイトベースで、
ミライはかつての婚約者カムランに、

アムロは父であるテム・レイに、
再会する話がメインになっています。



1/550 MAN-03 ブラウ・ブロ (機動戦士ガンダム)
1/550 MAN-03 ブラウ・ブロ (機動戦士ガンダム)




-感想-

この話でカムランが初登場するのですが、
子供の頃といちばん観方が変わったのが、
このカムラン検察官なのです。

子供の頃は、かっこ悪いヤサ男だな、
ぐらいにしか思っていなかったのですが、

今はすっかりカッコいいの基準が変わったのか、
彼のおかれた環境の中では精一杯以上のことを
やっている、と肯定的に見ています。

ま、これは「逆襲のシャア」のことも含めて、
なんですけどね。

だって、「ミライさんにただ生き残って
欲しいと想う気持ち」だけで、終身刑覚悟で
核兵器の横流しを出来ますか?

もちろん、義憤もあったのだろうけど、
やっぱりね、報われなかったとはいえ、本当に
愛していたんだって気持ちは伝わってきます。

そういう人をカッコ悪いなんていえませんよ、私は。

そうそう、カムランが身につけていた
ノーマルスーツって、「Z」の時の一般用の
ノーマルスーツに似てますね。




もう一つ、重要な出逢いが、
アムロと父親の再会なのですが…。

サイド7で最後に交わした言葉といい、
そして再会した際の会話といい、

テムにとっては息子よりも自らが開発した
ガンダムのほうが大事なのね。

ガンダムがいちばんで、家族のことも
気にならないのかもしれない。

そりゃ、古くなくとも投げつけたくも
なりますね、あの回路。
(2007年12月13日初出)




-2020年11月21日追記-

まずこの話で凄いなと思ったのは
声優永井一郎さんの芸達者なところで、

今回は、
・ナレーション
・コンスコン
・タムラ(ホワイトベースの調理長)
・フェルガミノ

と、一人四役こなしていたりします。
特にコンスコンとフェルガミノは戦艦越しに
対峙してたりしますからね。

タムラに関しては一言二言しか
言葉を発していませんでしたが。




さてさて、今回チョイスした
グッと来たセリフ①なんですけど、

なんでもない会話なんですけど、
"ニュータイプ"を語る場合には結構重要な
やりとりかなぁ、なんて個人的には思います。

この辺は最終回辺りの追記に
まとめようかと思っています。

そして、グッと来たセリフ②~③なんですけど、
スレッガー中尉曰く、

"ホワイトベースのおふくろさん"的存在である
ミライのセリフとは思えない、神経質な
少女のような言い回しなんですけど、

子供の頃観ていた時はそんな風には感じず、
カムラン分かってないなぁ、なんて思ってたので
ミライと同様に幼かったんでしょうね。




カムランにしてみれば、そりゃ分かる訳ないんですよ。

この時のミライの心境を知るには
ファーストシリーズの第1話から第32話を
視聴でもしない限り。

本来その辺の説明を仮にも婚約者であった
カムランに一切しない状況で分かれって
訴えられても、

単なるイジメか、我が儘か、
あるいは無いものねだりでしかないでしょう。

女性的観点でいえば”察して欲しい”という
ところなのかもしれませんが、

この辺は視聴者が男か女かでカムランの
評価が変わってくるのではないかと思います。




それにしても、ミライはブライトと一緒になって
本当にしあわせだったんでしょうかねぇ。

子供の頃は、物語で描写された
物の観方がすべてだったので、

カムランよりもブライトの方が
ミライに合っていると思っていたのですが、

大人になって色々経験してから思うのは
カムランと一緒になっていた方がしあわせに
なっていたんじゃないのかな、ということ。



 
少なくとも、戦争から離れたところにいる
カムランと一緒になっていれば

子供が若くして人を殺めてしまったり、
テロリストになってしまったりする
なんてことは、

可能性としては
低かったのではないのかな、と。

まぁ、この辺は夫がブライトというか
軍人であるのが悪いのではなくて、

何度も繰り返される戦争や
やっぱり、子供本人の資質の
問題だと思いますけどね。





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