『機動戦士ガンダム』を全話語ってみる(第18話)

第18話 灼熱のアッザム・リーダー



脚本:松崎健一
演出:貞光紳也
絵コンテ:貞光紳也
作画監督:中村一夫
1979年8月4日放送




-グッと来たセリフ-

「なによっ…なによっアムロったら!
人の気も知らないで……(フラウ・ボゥ)」




-あらすじ-

脱走したアムロが、鉱物資源の
採掘基地のひとつをオデッサ作戦の目標と
勘違いして叩く、という話です。




1/550 アッザム (機動戦士ガンダム)
1/550 アッザム (機動戦士ガンダム)





-感想-

ホワイトベースのメンバーの殆どが、
軍人に近い対応をとる中、フラウ・ボゥだけが
アムロを心配して探しに行くのですが、

それにしても、なーんでフラウ・ボゥは
こんなにもアムロに献身的なんでしょうか。

ま、劇中だと、なかなかわかり難いのですが、

「Z」でのカツの
「母にとって、あなたはヒーローだったんですよ」

台詞にある通り、ヒーローだからこそ支えていて、
そして手が届かない存在へとなってしまったのかな。




アムロは、やっぱりブライトの
自分に対する過小評価が我慢できなくて、
ハナをあかしてやりたかったのでしょう。

それは、アッザムを撃退して
「やった、やったんだ! 連邦軍が全力で潰そうっていう
ジオンの基地をやったんだ!」

という台詞からも明らかだと思います。
でも、結局は恥の上塗りであることに
自分で気付いたのか

「チキショーッ!」
と絶叫してますが。




あと、秘密保持のために
襲撃を受けた採掘基地を兵が残っているにも拘らず
爆破を命じるキシリアですが、

やっぱりザビ家の独裁だからこそ
出来る強権なのかな、とも。
(初出:2007年12月5日)








-2020年8月3日追記-

フラウ・ボゥが異常とも言えるくらい
アムロのことを気に掛けているのは、

13年前の感想と同様に彼女にとって
アムロがヒーロであったことも確かに
そうなんだとは思いますが、

よくよく考えてみたらアムロがガンダムに乗る切っ掛けって、
サイド7でのザクの襲撃によって民間人が犠牲に
なったことに憤慨してだったんですけど、

その犠牲になった民間人の中にはフラウ・ボゥの
家族の存在も大きかったはずで、

彼女としては、自分がアムロをガンダムに乗せてしまった、
という功罪入り混じりの感情を宿してしまっていたから、
とも考えられるように思いますね。

それにしてもアムロには勿体ないように
思いますねフラウ・ボゥは。

せっかくアムロが帰ってきやすくなるよう
お膳立てしておきならがの赤っ恥。

でも、その悔し泣きの涙はどこか
アムロの感情と重ね合わさっているかのようです。




あと、この回の見所のひとつともいえるのが
シリーズ全43話の中で唯一

ガンダムが喋る

シーンがある、ということ。

おそらくは、何らかの形で状況説明を
させようとしていたのだろうと想像するのですが

どうしてアムロのセリフでそれを
させなかったんでしょうかねぇ。

とはいえ、siri、アレクサ、googleなど、
AIアシスタント隆盛の昨今では音声入出力による
インフォメーションは珍しくなくなっているのですが、

放送当時としてはまだまだ時期尚早で、

この発想が活かされるのは1983年の

『銀河漂流バイファム』

まで、待たなければならなかったんでしょうね。








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