映画『恋の罪』の感想、のようなもの

脚本:園子温
監督:園子温
2012年11月12日公開




来る
『攻殻機動隊SAC』シリーズ新作公開に備えて
先日、改めてNetflixのサービスに加入したのですが、

そこで配信されているタイトルの中で
チラッと眼にしたのが本題である

『恋の罪』

なんとなーくですが、私の中で
タイトルから浮かんだイメージは
甘く切ない恋愛物語で、

主演は水野美紀さんという
好きな女優さんでもあり

プロペラ犬の育て方 - 美紀, 水野, 一郎, 楠野
プロペラ犬の育て方 - 美紀, 水野, 一郎, 楠野

ちょっと試しに観てみようか、
と、軽い気持ちで動画を再生したのですが、、、






いやはや、先に監督の名前を
チェックしておくべきでしたね、
本作は園子温監督作品ということを。

ご存じの方なら説明するまでもないのですが、
私が最初に想像した内容とは、

まったく逆の怨念渦まくドロドロの
バイオレンスな物語だった訳です。

誤解しないでほしいのは、
出来が悪いとかそういうわけではなくて、

むしろ物語のモチーフ(東電OL殺人事件)や着目点、
それに伴った表現方法などは優れている部類に
入るかと思うんですけど、

個人的に、どうにもその作風に拒否反応が生じてしまい、
全編をキチンと観ることなく、飛ばし飛ばしに
観ていたので、

記事のタイトルを“感想、のようなもの”
としたりします。

まぁでもこれは、最初に園子温監督の
作品を目にしたのが、日活ロマン・ポルノリブートの
中の一作に当たる

『アンチポルノ』

だったせいもあるのかもしれませんけど、、、。

他の作品から観ていればまた違った
印象を持つのかもしれません。

ちなみに『アンチ~』の方も全編キチンと
観ることができず、飛ばし飛ばしで見てたりします。





そもそも、同じ女性の描き方としては
どちらかというと私は

大林亘彦監督岩井俊二監督の作風の方が
好きなので、両監督作品をご存じの方であれば、

私の拒否反応を何となく
理解してくれるんじゃないかと思います。




断片的に観たのであてにはならないかと
思いますが、多分に本作のテーマは、

男性が本能赴くままに不倫に走ったり
夜の世界などで欲望の発散を行うのと同じように、
女性もそのような欲求を持っているのではないか、

というところにあるように思うのですが、

敢えて私の価値観に沿った言い方をするならば、
女性も男性と同じように破壊的、破滅的、あるいは退廃的な
欲望を潜めながら生きている、という感じでしょうか。

その辺はとても興味深かったのではありますが、

どうしても感情むき出しの荒々しい雰囲気を
受け入れることが出来なくて飛び飛びに
観てしまっています。

なんというか、どうにもその辺が
ちょっと極端かなぁ、とも思います。

好きな人にとっては
そこが魅力なのかもしれませんが。




それと同時に思うのは、
やっぱり女性の描き方が男性目線の
視点が強いような気がして、

特に水野美紀さんの役柄は
ちょっと男にとって都合が良すぎる
描き方なんじゃないのかな、とも思います。

いわゆる“M志向”の強い女性で、

強いて言えば清楚系の女性が
付き合う相手として避けたほうがいいとされる、

バンド系の男性にハマるのと同じような
感じなのかなとも思ったんですけど、

女性が観た場合はどのように映るんでしょうね。

そういえば、本作の出演女優と監督は
結婚されていますし、監督の作品が好きで
アイドルの立場を捨てて

『アンチポルノ』

の主演女優を務めた方もおられたりするので、
いやはや、なんとも、女心とは複雑で

永遠の15歳の少年である私にとっては
理解の範疇を越えてしまっていますです、ハイ。





あと、もう一つ思ったのが、
あまり女優さんをキレイに撮っていない
ようにも思ったりします。

この辺は人それぞれ感性の違いによるものだとは
思うんですけど、もしも狙いがあるとしれば、

虚飾に彩られた美しさを排除して、
その裏に潜む本能的な欲望をえぐり出そうと
していたのかもしれないのですが、

主演の水野美紀さんはもう少し
キレイに撮って欲しかったですね。
(シーンによってはホウレイ線がチラホラ…)

一応水野美紀さんは主人公のハズなのですが
どちらかといえば狂言回しの役どころで

せっかく冒頭から体の張ったシーンを演じながらも、
よくよく考えてみたらさほど必然性のない肌の露出の
ようにも受け取れて(これ以降は控え目)

このシーンで話題性を醸し出しつつ、
監督としてメインでじっくり見せたかったのは
神楽坂恵さんだったのかな、なんて思います。

その後結婚されて監督夫人になってますからね。

映像として映るシーンの長さの違いあたりに
出演女優への想い入れの差が現れて
いるような気もします。




もしかしたら、拒否反応が出てしまうのは

私にとっての永遠の憧れの人である
水野美紀さんがちょっとゾンザイな扱いを
されてしまっているからなのかも?!

とはいっても、本作の神楽坂恵さんのような
役柄はあんまり観たくはなかったので
これが正解と思いたいところです。

そんな訳で、本作はR18指定でもあるように
女性に対する幻想が強い私のようなオコサマには
合わないのかもしれません。

念のため最後にも書いておきますが、
よく出来ているとは思いますけど。





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