ドラマ『プロハンター』の感想(2019年10月12日追記)

主演:藤竜也 草刈正雄 
放送期間:1981年4月~1981年9月
全25話


-感想-

『あぶない刑事』→『もっとあぶない刑事』→
『傷だらけの天使』→『探偵物語』→『俺たちの勲章』→
『俺たちの朝』→『俺たちの旅』→『ゆうひが丘の総理大臣』→
『大捜査線』と、続いたtvk懐かしドラマ枠において

『俺たちの勲章』以来、ようやく横浜を舞台としたドラマ
『プロハンター』が放送開始され

普段であれば全話放送し終わった後にまとめて
感想を綴るところではあったのですが、

今回は、以前から放送を期待していた
横浜を舞台としたドラマの待望のなので、

ニクイね! 三菱…じゃなかった、
ヤルジャン!tvkということで、

まだ絶賛放送中であるながらも
取り上げることに相成った訳です。




ではでは、早速感想なのですが、
第1話~第3話辺りまでは、期待が必要以上に
大きかったためか、

「…まぁ、こんなものなのかな」

といった感じで、今一つな印象が強かったりします。

というのも、どうも主役級の水さんや竜崎の
キャラクター性が薄いというか見えづらく、

登場人物の相関関係などは多分に
『探偵物語』の影響が入っているようにも思えて、

『プロハンター』ならでは、

といった個性に乏しく、ハードさを薄めて
わかりやすさやとコミカルさを
追求したジュブナイル版

『探偵物語』

のように私の目には映ってならなかったのです。




が、しかし、第4話あたりから、
竜崎の個性が見え始めてきて、

第5話に”カベチョロ”こと五島…というより、

柴田恭兵さんが元怪盗役として物語に
本格参入する辺りから探偵物語のイメージが
徐々に払拭されていきます。

というか、もうこの頃から既に恭兵さんは
”大下勇次”なんですよね。

違うのは泥棒か刑事かの設定ぐらいで
第10話の『手錠のまま追跡』という回では

「何だお前はっ! デカじゃないなっ?!」
という悪役のセリフに対して

「遊撃捜査班!」
という、同じく藤竜也さんと出演されたドラマ

”大追跡”を知っていなければわからない
(おそらくは)アドリブをカマしていたりします。

それにしても、恭兵さんも随分と
横浜と縁がある役者さんですよね。

あと、オープンカー
(すんません車種分かりませんでした)を
愛車にしているところは、

後の映画『べっぴんの町』や
ドラマ『勝手にしやがれヘイ!ブラザー』に
繋がっていくんでしょうか。



ともかく、まだ『プロハンター』の
ドラマ自体は完結していないので、その頃に
追記という形で総括的なことを書こうと思っています。

今のところ、実はハマッ子である藤竜也さん
演じる水さんのキャラクター性が未だ見えて
こなかったりするのですが、

この辺は”大追跡”を観ている人であれば
また印象が違うのかもしれません。

DSC00348.jpg
【追記】

さてさて、先日最終回が放送されましたので
改めて本作の感想の総括のようなものを
綴ろうかと思うのですが、

やっぱり、ちょっと登場人物の魅力に
欠けるところがあるのかな、と。




特に最終回がそうだったんですけど、
この回だけ観ると、いくら五島からの
提案があったからとしても、

水さんも竜崎も、もう単なるドロボーですからね。

この辺は人によって思い描く探偵像の
違いにもよるとは思いますけど、

私としてはやっぱり一般的にはあまり
評価が高いとは言えなかったドラマ
”私立探偵濱マイク”の

「かつて俺は、依頼人は家族と思えと教えられた。
家族の為になら、どんなことも投げ打って
出来るはずだと――――」

というセリフに象徴されるような、
探偵とは自分の為ではなく、人のために何かを為す、
というところに魅力を感じている訳で、

ドロボーという犯罪行為をした結果
五島は殺されて、その復讐のために殺人を犯して
海外に高飛びするという筋書きから、

どうにも水さんと竜崎に対して
探偵としても人としても魅力を欠いた結末に
なってしまったように感じてなりません。

水さんに至っては

「ユミ、うちはな、先祖代々ヨコハマに住んでんだよ。
俺はヨコハマが好きだ、ヨコハマ以外は住めん男だ」

という熱いセリフがあった後での
あの結末ですからね…。

ひょっとしたら、反権力趣向の
ドラマが好きな人なら、感傷的な心に染みる
ラストだったのかもしれませんが、

やっぱり展開が唐突過ぎるように思います。

直後に流れる能天気なEDの
「ロンリー・ハート」
が違和感ありまくりです。




その辺を除けば、全体的な雰囲気として
後の世の“あぶない刑事”に繋がりそうな片鱗が
そこかしこにみられたのは興味深かったですね。

ユージの原形の一つは五島にあるように見えますし
水さんにニヒルさを加えるとタカになりそうですしね。

また、小奇麗になる前の聖俗混在な
“カオス”だった頃の横浜の景色が
窺い知れるのも貴重でした。

個人的にはあぶない刑事位までの横浜が
いちばん好きなんですよね。




さてさて、tvk懐かしドラマシリーズの
次回作は当然“大追跡”!

…と、思いきや、まさかの

『事件記者チャボ』
でした。

う~ん、“大追跡”と“誇りの報酬”は確か
東宝制作のドラマだったように思うんですけど、

ひょっとしたら再放送権料が高いのかなと思ったら
“俺たちの勲章”“俺たちの朝”も
東宝制作なんですよね。

まぁ、でも“チャボ”は“チャボ”で
好きなドラマではあるんですが、その後に
何が放送されるか気になりますね。



水谷豊さん繋がりで、

『熱中時代』辺りか、それとも『刑事貴族2』か、
あるいは、初期の『相棒』を放送するための
布石だったりして?!


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