映画『素晴らしき哉、人生!(原題:It's a Wonderful Life)』の感想

脚本:フランク・キャプラ
監督:フランク・キャプラ
1954年2月6日日本公開




-感想-

うだるような暑さの中、クリスマス・イヴの出来事が
メインとなる物語という季節外れの映画であり、

しかも、私自身には全く無縁(?!)であろう
タイトルの映画をどうして観たか、
なんですけど、

きっかけは去年の冬にテレビ東京の
深夜に放送された

『要博士の異常な映画愛~勝手にセリフ変えてみました~』
という番組で取り上げられた際に、

ずっと原典が気になっていながら
レンタルDVD屋に行くたびにそのことを忘れており、
今になって思い出したからだったりします。




番組を観たのが切っ掛けだったので
大まかなあらすじは知っていたのですが、

そこから真っ先に連想したのは藤子・F・不二雄先生の
『ドラえもん』
第20巻に収録されている

「ぼくをタスケロン」
という話で、F先生が本作を意識されたのか
どうかは定かではありませんが、

テーマ的にはかなり近いものを感じました。

その視点でいえば、『ドラえもん』では終盤の
山場の担い手をしずかちゃんに
集約させているのでしょう。

ただ、『ドラえもん』では“善因善果”的なことが
メインで語られているように感じましたが、

映画では物語を構成する要素のひとつに
留まっているように思いますね。

主人公が現実世界に戻ろうとした
最終的な動機や、終盤にある守護天使からの
一文などから考えますと。




本作はカラーではなく白黒の映画で、
なおかつ、私が借りたのは字幕版で、

久しぶりに字幕を読みながら映画を観るということも
あったせいか、前半は誰がどのセリフを
喋っているのか判別しづらく、

白黒の画面もあって登場人物の特徴を掴むのに
時間がかかって、各シーンの状況を理解するのに
難儀してたりするのですが、

さすが名画だけあって、後半に行くに従って
その辺は気にならなくなり、気が付けば夢中に
なっている私がいました。

更に言ってしまえば、物語的には、
ベタ中のベタともいうべき展開がされるのですが、

私自身は、予め結末を知っている状態で
観ていながら、終盤の主人公が会いたかった
人物と最後に再会するシーンでは

思わずウルって来てしましたね。

その辺はたとえ“ベタ中のベタ”であっても
おそらくは本作がそれのパイオニア的存在
だからなのでしょう。




そして
『友のある者は敗残者ではない――――』
という守護天使からのメッセージ。

きっと、この映画を観た大多数の人が
納得するメッセージなんだろうと思いますが、

孤独な人の元には奇跡は舞い降りないと
受け取れる言葉にも解釈出来てしまうわけで、、、

周囲に“しずかちゃん”的な人が
居ない場合は、また別の話なんでしょうね、きっと。

そんなわけで、すべての淋しい人の元にも
奇跡が起こることを祈って、ちょっと早いですが
メリークリスマス!


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