松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第22話)

第22話 ブルー殺人事件



脚本:田中陽造
監督:澤田幸弘
1980年2月19日放送




-グッと来たセリフ(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

「~死んだアイツのことを思い出してたんですよ。

頭の天辺から足のつま先まで青づくめで、
まったくブルーな野郎だったよアオイって野郎は。

ストリップ小屋の板の上で流した血も、
青かったんじゃないかっていう噂もありましてなぁ。
(工藤俊作)」

「もともと人間らしい赤い血なんか
通っちゃいねぇんだ、あんなヤクザ野郎には(ハマダ刑事)」

「ところが、やっぱり赤い血だったんですよねぇ。
(工藤俊作)」







-あらすじ-

行く先々で気分の落ち込む“ブルー”なことが起きる
工藤の事務所で待っていたのはアオイと
名乗る暴力団の幹部だった。

男は女房の浮気調査を工藤に依頼し
その相手を探し出して欲しいのだという。

早速工藤は女房と浮気相手の逢引の瞬間を
撮影し、報告するのだが、

アオイによるとその男は暴力団担当の刑事で、
人違いであるとし、調査のやり直しを命じられた。








-感想-

前回といい、今回といい、予告編はコミカルなのに
本編は、ちょっと重いというか何というか、

結局誰も救われない話が
続いているような気がしますね。




それにしても、『探偵物語』で
物語に警察関係者が絡む話では、

どういう訳か悪役か敵役が
多いような気がして、

唯一の例外が服部刑事や
松本刑事なんじゃないでしょうか。

彼らも初期の話では極悪なイメージだったんですけど、
中盤から後半あたりは他の話に登場する
刑事と比較すると、

すっかり愛嬌と可愛げのある二人組に
変貌してますね。


警察が悪役に近い描かれ方がされているのは、
最終的に人を守ることが出来るのは法律ではなく、
人間自身ってことなんでしょうかね。


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-次回予告(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

『蘇える金狼』『白昼の死角』の今をときめく村川透に始まり、

東宝ニューアクションたった一人の担い手、
『死ぬにはまだ早い』『白昼の襲撃』の西村潔、

渡哲也の名作『人斬り五郎』シリーズの小澤啓一、

日活ニューアクションの旗頭、
野良猫ロックシリーズの長谷部安春、

ロマンポルノの加藤彰、
新人の小池要之助、

素晴らしい監督に恵まれ
『探偵物語』も余すところ五本と
相成りました。

来週はやはり、日活ニューアクションの
『斬り込み』『反逆のメロディー』等を演出した鬼才、
澤田幸弘監督がお送りする

“夕陽に赤い血を!”

今回は実に真面目にやったぞ。