松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第18話)

第18話 犯罪大通り



脚本:井戸昌雄
監督:小澤啓一
1980年1月22日放送




-グッと来たセリフ(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

「~俺はもうお前なんか
憎たらしいけどな、おっちゃんは
お前がかわいいらしんだ、

家族を作りたかったらしいんだよ!
(工藤俊作)」





-あらすじ-

弾丸ではなく矢が射出される銃を持つ
妙な殺し屋から秋刀魚を失敬した工藤は、
イイヅカの紹介による依頼人と会う。

関西出身であるその初老の男は
工藤にギンコなる女の捜索を頼み込む。

その男はギンコという女と
東京で会う約束をしたのだという。








-感想-

今回登場するギンコこと、熊谷美由紀さんは
後の世で松田龍平さんと松田翔太さんの
お母さんになられたりするのですが、

そのことを考えると今回の
“グッと来たセリフ”は色々と興味深いですね。

今回は基本的にはこの筋を軸に、
サンマの殺し屋やら、何やら、ユニークな
登場人物が色々登場して

独特の雰囲気を醸し出しているんですけど、

今のところ私自身が家族の一員ではあっても
家族の主ではない現状を思うと、色々染みる話
ではあったと思います。

というか、ラストでおっちゃんを出さずに
工藤とギンコで締めているのは、まさか将来のことを
示唆していたから、なんてこともあるんでしょうか?!



それにしても、今回脇に登場する、
サンマの殺し屋を始めとして、芸能関係者や
テレビ局のスタッフ、病院のナースなど諸々、

なんというか、この辺の登場人物も予定調和を壊した
いわゆるパターン破りの一環だったんでしょうかねぇ。

でも、誰もがみんな線で引いたような
単純なものではない存在だからこそ世の中は
面白いんだろうとは思います。

そういえば、
「流産しかかってるぞ」
のシーンをよく見ると、

クリスマスツリーが覗いてたりするので
おそらくは、年末辺りに撮られたんでしょうね


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-次回予告(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

1980年ニューシネマ時代の到来だ。
その80年代初頭のヌーベルバーグを飾る、
ビッグな監督がこの探偵物語に登場。

その名も、小池要之助!

山口県は下関出身、何を隠そう、この松田優作も、
あの片桐竜次も、なんとなんと、山口県は
下関出身なのである!

下関良いとこ一度はおいで!

とにかく、ものすごい長い時間助監督を務めながら、
涙でこの日を待っていた小池要之助。

小池はエライぞ! 年のくせに。
そのデビュー作、“影を捨てた男”

これ一本でこいつは終わりになるだろう!