松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第17話)

第17話 黒猫に罠を張れ



脚本:宮田雪
監督:小澤啓一
1980年1月15日放送




-グッと来たセリフ(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

「あー、なに? 那仏再見…?
視聴率三十パーセントおめでとう、ふざけんじゃないよ、
どうでもいいんだよもう(工藤俊作)」




-あらすじ-

六年ぶりに日本に現れた国際手配犯でもある
“怪盗黒猫”が巷を席捲している頃、

工藤は依頼人からの飼い猫である
黒猫探しに頭を抱えていた。

そんな時、イヌヅカを名乗る男が“黒猫”の件で
事務所に訪ねてくる。彼は、東亜火災保険の
顧問弁護士だという。








-感想-

ここ何回か続いたどこか
“やるせなさ”が残る話と打って変わって

今回はルパン三世を彷彿とさせる
コミカル度の高い話だったんですけど、

それ以外にも、なんというか、物語の設定や
筋を超えて工藤俊作がハメを外すことが
多くなってきたようにも感じますね。




その一つの象徴が、今回の“グッと来たセリフ”と
それに続く長回しで行われたナンシーとかほりによる
タバココント(?)なんですけど、

ナンシーたちがタバコと何を勘違いしていたのかは
取り合えず脇の置くとして、工藤ちゃんの
気が抜けたような姿は、

あくまで私の勝手な想像なんですけど、
ひょっとしたらこの辺りでシリーズの終了が決定されて、
それ故の脱力なのかなぁ、と。

『探偵物語』の全27話が最初から予定された
話数なのか、打ち切りなのかは
定かではないんですけど、

前回の“グッと来たセリフ”も含めて
ちょっと投げやりな態度にも見えなくも
ないんですよね。

きっとそれだけ本作に対して思い入れが強かったから、
と、思いたいところですが。

まぁでも、このようなメタフィクション的な
振る舞いも工藤俊作や『探偵物語』という作品の
ひとつの特徴であり、個性でもあるように思います。

と、いうか、
『探偵物語』って視聴率三十パーセントに
達したことありましたっけっ?!


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-次回予告(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

ヤクザ稼業勤続四十年、ケッタイな父っちゃんから
ギンコっちゅーたこ焼き焼いとった娘
探してくれ言われ頼まれまして、

困ったなどないしようなんも手掛かりありゃしません
と思っとたら何のこっちゃ、

そのギンコちゃん一億円の銭使こうて
芸能界にデビューしようとしてるやないかい。

そりゃちと怪しいわ思っとったら案の定、
矢のプシューと飛び出すピストルとる持った
チンケな殺し屋石橋蓮司が出てきましたんや。

この男は酒飲んで現場に来るセリフの覚えは悪い、
他の番組の方石橋蓮司は使わないように。

そんな非常識な現場で作られた
大阪弁探偵物語“犯罪大通り”

みなさんゲストには気を付けましょう。