松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第23話)

第23話 夕陽に赤い血を!



脚本:那須真知子
監督:澤田幸弘
1980年3月4日放送




-グッと来たセリフ(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

「……二人ともしあわせにな(工藤俊作)」




-あらすじ-

その男はやけにピアノが達者な男だった。

二回目に会った時には、クルマで横に女を乗せていた。
女はその男の教え子だという。

三回目に会ったのは、警察の留置場だった。
男は女が原因で騒動を起こしたらしい。








-感想-

今回は、舞台や環境が異なれど、
なんとなーくですが、第2話と同様に

男の純情が描かれていたのかなぁ、
などと思っていたら、脚本が第2話と
同じ人でした。

全体的にはいつも通りのコミカル調の
物語運びがされているんですが、やっぱり
やるせない結末を迎えているような気がするので、

シリーズの後半はなんというか、
感傷的というか、そういう傾向に
あるのかもしれませんね。

その辺を考えると、あくまで私の勝手な想像ですが
意に反して打ち切られた可能性が高いのかな、
なんて思ったりします。





ちょっと気になったのは、轢き逃げのシーンに
使われたクルマと、女が普段使っているクルマが
異なっていたりすることで、

普段使っているクルマがスポンサーである
マツダ製のコスモだったことを考えると、

ひょっとしたら人身事故に使われるというのは
マズかったってことなんでしょうかね。

ちなみに轢き逃げのシーンに使われたクルマは
シボレーのカマロだったりして、当時のアメ車は
結構な値段がしたような気がするのですが。




あと、今回の“グッと来たセリフ”なんですけど
おそらくは工藤の皮肉なんでしょう。




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-次回予告(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

いよいよ秒読み態勢に入ってきた探偵物語、
残すところあと四本、淋しさが募る思いであります。

やれ、ふざけ過ぎだのやり過ぎだの
ご批判のお手紙もたくさん頂きました。

しかし今更クドクドやってきたことに対して
振り返るつもりはございません。

肩の凝らないソフトアクションにテーマを置いて
早や半年近く、素晴らしいスタッフとともに
全力を尽くしてやってまいりました。

しかし自分にとってこの探偵物語も
ほんの通過地点にすぎません。

また何かの機会にお茶の間で、
別の形でお会いできればうれしく思います。

次回、小澤啓一演出、“ダイヤモンドパニック”

宮崎県出身の新人俳優、イレズミ者こと
前田哲朗くんにご声援のほどを。

「えっ?」