松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第11話)

第11話 鎖の街



脚本:丸山昇一
監督:西村潔
1979年11月27日放送




-グッと来たセリフ-

「~あのねぇ、職業蔑視しちゃだめよ。

どんな商売だってね、売春婦だって
なんだって、同じ血が流れてんだから、
商売のこと言っちゃだめだよ。

物の善悪をね、表向きで捉えちゃだめ。
(工藤俊作)」




-あらすじ-

筋が通ること、法律に触れないこと、
そして、依頼人が信用出来るかどうかが

工藤が仕事を引き受ける基準ではあったが、

銀行口座の残り残高が僅か125円であることや、
ナンシーやかおるたちへの借金返済さえも
滞ってしまっている現状などから、

違法な借金取り立てを生計としている
キノシタイチという男のの取り立てを
助太刀する羽目になってしまう。

イチは終始調子のいい男なのだが、
工藤はそんなのイチことが憎めないでいた。

そんな夜遅く、事務所に突然イチが訪ねてくる。
彼は工藤に助けを求めていた。








-感想-

今回は、1998年に公開された映画
『蘇る優作 -探偵物語特別編-』
で取り上げられた二本の話の脚本を担当された

丸山昇一氏の探偵物語における三回目にして
最後の担当話(ではなく、もう一本ありましたスミマセン)
だったりするのですが、

第5話に続いてハードボイルドならぬ、“ハートボイルド”観が
窺い知れる話のように感じました。

これまでに何度も書いてしまいましたけど、
やっぱり“優しさ”なんでしょうね。

最初はカネに困ってイチの依頼を
受けましたけど、その後のいざこざに
対しては無償というか、

自発的に行動してますからね。

そして今回の“グッと来たセリフ”が、
おそらくは工藤の行動規範の
源なんだろうと思います。




それにしても、今回の“グッと来たセリフ”での
シーンの女の子とのやり取りは
ちょっと生々しかったですね。

結局その場を取り繕っていただけ
なんですからね。

まぁ、そうでないと、誰もが鎖で繋がれたような重しを
背負って不自由に生きる、乾いたこの街を
行き渡ってはいけないんでしょうけど、

だからこそ、工藤の優しさが潤いをもって
染みてくるんでしょうね。


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-次回予告(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

いい加減にしろよもう~。
またもやパターンの冤罪事件だよ。
何回無実の罪で追われりゃいんだよ。

おサルのカゴ屋やじゃあるまいし、
刑事に追われて気が付いたら、誘拐の片棒担がされ、
立場ないよの工藤ちゃんだよ。

ま、それでもめげずに奮闘するけど、
工藤、小活躍の巻、タイトルは“誘拐”

割に合わないからね、観ない方がいい、これは、

ホント、観るなよ。