松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第9話)

第9話 惑星から来た少年



脚本:宮田雪
監督:澤田幸弘
1979年11月13日放送




-グッと来たセリフ-

「~オレ大きくなったらおじさんみたいな
探偵になってね、宇宙人をやっつけるんだ!
(オギノマコト)」

「あ、そう(工藤俊作)」






-あらすじ-

うっかり“依頼料”である金貨の
チョコレートを食べてしまったばかりに

特撮番組を彷彿とさせるような虚言をいう
少年の依頼に付き合うことに
なってしまった工藤。

少年は誘拐された姉を救出して
欲しいというのだが、誘拐の実行犯は
宇宙人だと主張する。








-感想-

今回は色々密度の濃い話で、
テレサ・テンのパロディやら、今は無き
横浜ドリームランドの姿もさることながら、

いちばん印象深いのは、制作会社も
放映局も異なる特撮番組である

『スペクトルマン』
が登場することで、

一体どういう経緯で登場することになったのか、
そして登場することができたのか、

私がほんのちょっと調べた限りでは
理由がまったくわかりませんでした。

ただ、スタッフのつながりで考えると、
前回と次回の監督を務めた長谷部安春監督が

『スペクトルマン』
の第55話と第56話の監督を務めているのが
唯一の接点ではあるのですけど、、、




物語的には、“少年の戯言が実は…”という
物語の定型の中では伏線の貼り方や本筋との絡み具合など
良くできた物語運びと構成だったように思います。

そして、今回のグッと来たセリフなんですけど、
興奮する少年に対して何の感慨も見せずに
一言で済ませる態度が、

いかにも工藤ちゃんらしいといえば、
らしい、一言だったのではないでしょうか。


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-次回予告(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

都会の夜はマジな気持ちを変えさせる、
不思議な毒を含んでいるらしい。

コールガールが殺され、無実の男が犯人にされた。
見えない糸に絡んだ昼の顔は、孤独と退廃の匂いを含み、
歪んだ仮面の中で夜の都会を息衝いていく。

昼と夜のはざまに揺れる、
“夜の仮面”