映画『探偵はBARにいる』の感想

原作:東直己
脚本:古沢良太 須藤泰司
監督:橋本一
2011年9月10日公開


-グッと来たセリフ①-

「~高田君、教えてあげるよ、
このゲームの奥深さ。

表と裏、白と黒、簡単に裏返る。
人間と同じだ(探偵)」




-グッと来たセリフ②-

「~俺のせいで、田口の親父死なせちまった。
何の罪もねぇ女房まで…。

あとは、死んだ霧島敏夫に、俺も惚れたんだな…。

一緒に飲んだら、多分最高に楽しい奴だった気がするよ。
このままじゃあまりにも可哀想だろう(探偵)」





-感想-

きっかけは、つい最近第三作公開前に
テレ朝で放送されたのをたまたま観たとき、

“ながら観”をしてたせいもあるんですけど、
内容が全然頭に入ってこなくて、

こんなに複雑な話だったかなぁ、
などと感じ、レンタルDVDで改めて
観直してみたんですが、

序盤に流れる今回のグッと来たセリフ①を
聞いた際に、

「あっ! そうだ! そういう話だった!」

と忘れかけていた記憶が瞬時に
思い起こされたのと同時に、このセリフが本作を
端的に表したセリフであったことにも

気付かされたわけです。




それにしても、DVDを借りる際に
初めて知ったんですけど、

この映画ってPG12という小学生以下は
保護者の指導が必要な映画だったらしくて、

「ええっ! “モンキーパーマ”主演の映画が
そんな危険な部類な映画に属しちゃうのっ?!」

などと衝撃を受けつつも、

「でも、テレビでフツーに放送されてたよな」
とも思ったりもして、

先日のテレビ放送分とノーカット版ともいえる
レンタルDVDの内容を比較してみたら、

おそらくは、性的なやり取りなどがされたシーンが
バッサリ切られていたので、その辺が
問題だったのではないかと。

なかなか難しいところではありますが、
そこを切ってしまうと“ススキノ”という歓楽街の
側面が見えなくなってしまうような気もしますね。




例によって原作は未読なんですけど、
主演の大泉洋さんが、いわゆる“イケメン”という
ジャンルから少し離れた男性だったお陰で

カッコ悪いカッコ良さがより引き立って、
一人称で語られる気取った言い回しと
それに反する一部の映像などから

妙に人間臭さが滲み出て、
あくまでも映画だけで言うなら
ハマリ役のように思いますね。




物語の方は、もうグッと来たセリフ①に
集約されているように思いますね。

観方が変わればその人の評価も
変わるってことなんでしょう。

ひょっとしたら、今まで酷い仕打ちを受けたと
思っていたことも、見えなかったものが見えてくれば、
それこそ、黒が白に裏返るように

ガラッと受け取り方が変わることも
あるのかもしれませんね、現実でも。

やっぱり、ハードボイルドの真骨頂って、
キザな言い回しとか暴力とか情念の発露とかではなくて
“優しさ”なんだろうと思います。




ススキノに負けじと横浜の曙町辺りにも
探偵が居て欲しいところですが、

あ、既にその一帯には
“私立探偵濱マイク”が活動してましたね。

う~ん、でも、単純に同列には語れないような気も?!

“日劇”が解体されてマイクは何処へ行ったのやら…?


探偵はBARにいる 【Blu-ray1枚+DVD2枚組】「探偵はここにいる! ボーナスパック」
アミューズソフトエンタテインメント
2012-02-10

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 探偵はBARにいる 【Blu-ray1枚+DVD2枚組】「探偵はここにいる! ボーナスパック」 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

面白い
ナイス