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zoom RSS 映画『イノセンス』の感想

<<   作成日時 : 2017/02/21 19:05   >>

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原作:士郎正宗
脚本:押井守
監督:押井守
絵コンテ:押井守
作画監督:黄瀬和哉・西尾鉄也・沖浦啓之
2004年3月6日公開








-感想-

おそらく“難解”な作品であろうと予測して観た前作、

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
なんですけど、

辛うじて、というか、何んとなーく理解できたつもりに
なっていたので、気をよくして続いて続編である

『イノセンス』
を観たのですが、

こちらはちょっと私には難解度のレベルが
違いすぎました、、、




初見の際は、せいぜい
“なにがどうしてこうなった”という
筋を追うのが精一杯で、

この物語が何を言わんとしているのか
までは辿り着けなかったので、色々とネット上の
情報をあさってみたのですが、

その中のアマゾンのレビューで記されていた
“バトーの孤独を描いた物語”という解釈が私に
とってはいちばん解りやすかったですね。

しかし、そう解釈すると意図的なのか
結果そうなってしまったのか、

作品を分かり難くしてしまうような
ミスリード的な場面が本作には少なくないように
感じてしまいます。




例えば、冒頭に


“「われわれの神々もわれわれの希望も、
もはやただ科学的なものでしかないとすれば、

われわれの愛もまた科学的であっていけない
いわれがありましょうか」

――――リラダン「未来のイヴ」”


という一文が表示されるのですけど、
私はてっきりここから人間的な愛と科学的な愛が
描かれるのかと思っていたら

そうではないようですし、

キムの館に踏み込んだ際の
“疑似体験”のシーンなどでは、

“疑似体験”の“疑似体験”をさせられているかの
ような錯覚を覚えて、私は一体何を見させられているのかと
不思議な気分になったりもしたのですが、

これは、バドーの視点でシーンの展開がされているのに
知らない間にトグサの視点に変えられて
展開されているためで、

このような受け手側の齟齬が本作を
難解なものにさせてしまっているの
ではないかなぁ、などと思います。




物語の前半部分はハードボイルドの
刑事もののような様相で、

前作の主人公、草薙素子が感情の起伏に
乏しい、それこそ“ロボット”のような
雰囲気だったのとは対照的に

バドーの人間臭さ溢れる振る舞いと
派手なアクションで、この時点では本作の方が
楽しめていたのですが、

後半は、前作にも見られたなんというか、
その世界の概念のようなものを延々と語られて

最終的には物語そのものが煙に巻かれて
しまったような感じになっていました。

前作ではそういったその世界の概念のようなものを
延々と語られながらも、それが物語の展開とリンクして
クライマックスを迎えたのに対して、

本作はその辺が希薄なんですよね。

映像的には、圧巻されっぱなしで、これだけでも
観る価値はあるとおもうんですけど、

小難しい要素を排除して、サイバーパンク
ハードボイルドに徹していれば、

また評価が違っていたのかな、なんて思います。




そういえば、タイトルの“イノセンス”とは、
“無実”との意味合いがあるそうですけど、

一体、誰の、何に対する“無実”を
意味してるんでしょうかねぇ。


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