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zoom RSS 映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(95年公開版)』の感想

<<   作成日時 : 2017/02/19 21:50   >>

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原作:士郎正宗
脚本:伊藤和典
監督:押井守
絵コンテ:押井守
作画監督:黄瀬和哉・沖浦啓之
1995年11月18日公開




-グッと来たセリフ@-

「疑似体験も夢も、存在する情報は
すべて現実であり、そして幻なんだ。

どっちにせよ、一人の人間が一生の内に
触れる情報なんて、僅かなもんさ(バトー)」




-グッと来たセリフA-

「人間が人間である為の部品が決して
少なくないように、自分が自分である為には
驚くほど多くの物が必要なの。

他人を隔てる為の顔、それと意識しない声、
目覚めの時に見つめる手、幼かった頃の記憶、
未来の予感、

それだけじゃないわ、

あたしの電脳がアクセス出来る膨大な情報や
ネットの広がり、それら総てがあたしの一部であり、
あたしという意識そのものを生み出し……

そして同時に、私をある限界に
制約し続ける(草薙元子)」




-グッと来たセリフB-

「〜種としての生命は、遺伝子という
記憶システムを用い、人はただ記憶に
よって個人足り得る。

たとえ記憶が、幻の同義語であったとしても
人は記憶によって生きるものだ。

コンピューターの普及が記憶の外部化を
可能にした時、貴方たちはその意味をもっと
真剣に考えるべきだった(人形使い)」








-感想-

私は特に押井守監督のファンという訳ではなくて、
どちらかといえば、気が付いたら監督の作品を
結構観てるなぁ、という感じなんですけど、

それでいながら、一応シリーズものであり、
世界的にも評価の高かった

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』

には、今の今まで手を出して
いなかったりします。

続いて制作されたアニメシリーズ等も、
色んな所からいい評判を聞いてたり
するんですが、

どうして今日まで観ようとしなかったというと、
どうも、専門用語が乱発して色々憶えなければ
いけなさそうな点と、

なんとなーく、監督の“天使のたまご”のような
小難しい作品なのではないか、という
思い込みからでした。




で、ようやく今回鑑賞したのですが、
感想を一言でまとめるとすれば、やっぱりアホな
私としてはちょっとムズカシイ内容でした。

多分、物語を100%理解できてはいないと思います。

ちなみに原作は未読なので、あくまでも
映画としての感想です。

全てを理解することはできませんでしたが、
押井監督の映画の雰囲気としては

『うる星やつら2-ビューティフルドリーマ-』
に近いようなものを感じて、

“ビューティフルドリーマー”では、「夢」と「現実」との
境界線のあやふやさが描かれていましたが、

本作は、「人間」と「そうでないもの」の境界線の
あやふやさが描かれているように受け取れて、

秀逸なのはその“あやふやさ”を0と1しか
認識できないデジタルというかサイバー的な
世界観で描いた点で、

この辺がハリウッド映画の
『マトリクス』
に影響を与えていたんでしょうね。

他にも、実写版パトレイバーに登場した
グレイゴーストの“光学迷彩”なんかも本作から
来ているのではないでしょうか。




また、事前にハリソン・フォードの
『ブレードランナー』
を観ていると、

雑然とした街角や、降り続く雨に
似たもの同士である草薙素子と
人形使いの描写から、

逆に本作に与えた影響などが
窺い知れるのではないかな、などと思います。

本作の劇場公開はかれこれ20年以上前のことですが、
あまり古さを感じませんでしたね。

むしろ、映像表現的には新しさすら感じたりします。

劇場版“機動警察パトレイバー”の第一作では、
まだWindowsすら一般的でなかった時代に

コンピューターウィルスやOSに大きくスポットが
あてられていましたが、

本作では、まだNTTのISDNのサービスが
開始されるかどうかの時代にインターネットに
大きくスポットがあてられて、

それが現在においても違和感のない描写なので
その辺の先見の明のようなものが、作品に対する
古さを全く感じさせないのでしょうね。





今回のグッと来たセリフなんですけど、
年を重ねて身体の器官に衰えを感じ始めた私に
とっては身に詰まる言葉なんですよね。

ある意味記憶を失うということは
人が人でありうる一部を失うようにも思えてきて

“老い”というのは、人間性の一部を
失うことでもあるのかなぁ、と。

それしても、昨日の昼飯何食べたんだっけかなぁ。
その時間、確かに昼飯食べたのかな? あるいは、
ひょっとしたら……?!


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