『∀ガンダム』を全話語ってみる(第47話)

第47話 ギンガナム襲来



脚本:高橋哲子
演出:西森章
絵コンテ:西森章・斧谷稔
作画監督:佐久間信一
2000年3月10日放送





-グッと来たセリフ①-

「これは…北アメリア大陸の諸領主に向けての
連合依頼状ですね(キエル・ハイム)」


「そう、グエン様がギム・ギンガナムと
手を組んだのなら抵抗する勢力を作る必要が、
ありますでしょう(リリ・ボルジャーノ)」


「ハイ(キエル・ハイム)」


「ついては、キエル・ハイムにお願いがあります。
(リリ・ボルジャーノ)」


「はい?(キエル・ハイム)」


「この手紙に、ディアナ・ソレルの
署名を入れてもらいたいの。(リリ・ボルジャーノ)」


「ディアナ様の……(キエル・ハイム)」


「貴方に偽の署名をして欲しいんじゃないわ。
月の女王には、父と盟約を結んで頂きたいの。
(リリ・ボルジャーノ)」


「正攻法ですわね(キエル・ハイム)」




-グッと来たセリフ②-

『~このボンボンは
馬鹿にするし甲斐がありそうだねぇ…。
(メリーベル・ガジェット)』











-あらすじ-

地球に降下したギンガナムは
至る所で戦乱を開き猛威を振るっていた。

各地のミリシャの果敢な抵抗も
あらゆる技術力を上回るマヒロー部隊の
前に成す術が無かった。

戦火を避けてパン工場のトラックで移動する
キースも、軍人も民間人も見境のない
マヒローの攻撃に巻き込まれ、

共に行動していたベルレーヌが負傷する至り
彼は怒りを露わにしていた。

一方、ディアナを初めとする残された一行は
巡洋艦アルマイヤーを改修したホエールズで
地球に降下すると、

リリ・ボルジャーノは、グエンと手を組んだ
ギンガナム艦隊に対抗するため、アメリアの
各領主と連合を呼びかけたうえで

父であるルジャーナ領主が
ディアナ以下月の正統な統治者と
手を組むことを画策していた。

パン工場に戻ったキースは
ベルレーヌを医者に見せた後外に出ると

グエン率いるイングレッサミリシャの飛行船の
アンカーが工場の手前に降ろされた。

グエンは地球側の技術力近代化の為に
脱走したムーンレィスを集めようとキースや
ホレスたちに迫っていた。








-感想-

前回、どうして婚約者である
グエンに置いてけぼりにされても

リリ・ボルジャーノ嬢はど平然としていたのか、
その答えが今回描かれていたように思いますね。

結局、グエンがリリの元を去ったのは、
彼女にとって願ったり叶ったりだったのでしょう。

アメリアの領主たちを連合させ、父である
ルジャーナの領主に今までグエンが行ってきた
交渉過程をそっくり引き継がせれば、

名実ともにルジャーナは地球の代表に
なるだけでなく、月との協力関係から有形無形の
恩恵が得られることとなり、

結果として自分の領地のこの上ない発展に
寄与することになったのですから。




更には、仮にグエンの裏切りが無かったとしても、
月との和平交渉が成立した場合は、

グエンと結婚してしまえば、夫人として
影響力を行使してルジャーナ領になんらかのを
便宜を図ることも出来ますからね。

リリ・ボルジャーノ嬢は外交手腕だけではなく、
政治においても、グエン・ラインフォードより
一枚も二枚も上手だったのでしょう。

御曹司は脇が甘かったとも言えるのかもしれませんが、
その判断を誤ることになってしまったのは、やはり

架空の∀のパイロット、ローラ・ローラの
存在だったのでしょう。

∀の性能とロランのパイロットとしての技量が、
あるいはロランならギンガナムを抑えられると

グエンの気を大きくさせてしまい、判断を
誤らせたのでしょう。

いや、ひょっとしたら、ロランに対しては
それだけでは無いのかもしれませんけど。




-次回予告-

グエン様は、ジョゼフさんの詰問にも
考えを変えることは無かった。

そうなると強硬策しかない。

一方、ディアナ様はギンガナム軍の攻撃の中、
造反したフィル少佐たちをお許しになった。

次回、∀ガンダム、“ディアナ帰還”

風は止まらない

∀ガンダム 12 [DVD]
バンダイビジュアル
2000-11-25

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ∀ガンダム 12 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル