『∀ガンダム』を全話語ってみる(第45話)

第45話 裏切りのグエン



脚本:大河内一楼
演出:鳥羽聡
絵コンテ:奥田誠治
作画監督:佐久間信一
2000年2月25日放送




-グッと来たセリフ①-

「~女は男が出来ると自信家になるって
本当なんだ(メシェー)」

「男だって女が出来れば同じでしょう(フラン)」




-グッと来たセリフ②-

「~ローラはホワイトドールの
パイロットであるし、今後、ミリシャの機械化部隊の
指揮官になって…(グエン)」

「僕は!ロランです!
グエン・ラインフォード卿のやろうとしていることは、
間違っています!(ロラン)」




-あらすじ-

ムーンレィスに女王ディアナが戻り、
街は平穏を取り戻していた。

フランはその至る所の様子を
デジタルカメラで何枚も撮っていると、

人工冬眠で眠っている住民全員が
目覚めたという噂話を小耳に挟む。

フランについて回っているメシェーは
冬眠が当たり前になっている月の住民を
物珍し気に眺めていた。

一方ウィルゲムでは、どさくさに紛れて
シドが冬の宮殿から盗み出した“黒歴史”の
データの解析が行われていた。

グエンはこのデータをもとに地球でも
月と同レベルの科学技術と戦力を
得ようと画策していた。

ディアナはギンガナムを呼びつけ
ターンXを放棄するよう迫り、メリーベルは
これに反発するが、

クーデターをするには期が熟していない
と見ていたギンガナムは彼女を抑えて
この場を取り繕った。

そして、宮殿を後にしたギンガナムに
グエンが車で乗り付けてきた。








-感想-

大体1話に付き2回視聴して
グッと来たセリフや感想などを
書いているのですけど、

今回のグッと来たセリフ①は、
最初見た際には他愛のない会話として
流してしまったんですけど、

2回目に観た際は思わず
「しまった! こんな重要なセリフを
見逃していたとは!」

と、いつまでたっても伸びることの無い
理解力を嘆いたものです。




要するに、フランにとってはジョゼフ、
キースにとってはベルレーヌ、

ロランにとっては、ソシエ、あるいはキエル、
またはディアナと出逢ったことで自信を
つけることになったのですが、

じゃあ、御曹司は?
という、話なんですよね、今回はきっと。

一見、それは婚約者のリリ・ボルジャーノ嬢に
見えるんですけど、御曹司にとって

いちばんの自信になったのは
脅威の月光蝶システムを搭載したMS
∀の架空のパイロットであるローラだった、

のでしょう。

だから、同盟関係ともいえるルジャーナの
お姫様であるリリも、ルジャーナミリシャも
ほったらかしておきながら、

ロランだけは地球に連れて帰りたかったのでしょう。

結局、御曹司は夢見がちの人だったんでしょうか。
宇宙に出なくても、地に足がついてないというか…。

失われた黒歴史の技術といい、
架空の∀のパイロットといい、手に入れられないものを、
欲しがる人なのかもしれませんね。


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-次回予告-

驚いたことに、グエン様はギンガナム艦隊を
地球に連れ出そうとした。

それを止めようとするディアナ様の前に、
ギンガナムの残留部隊が襲来してきた。

ハリー大尉の指揮のもと、僕はコアファイターで防戦する。

次回、∀ガンダム、“再び、地球へ”

風は折り返す…