『∀ガンダム』を全話語ってみる(第36話)

第36話 ミリシャ宇宙決戦



脚本:大河内一楼
演出:南康宏
絵コンテ:南康宏
作画監督:佐久間信一
1999年12月17日放送




-グッと来たセリフ①-

「イングレッサのミリシャは勇敢ですこと。
(リリ・ボルジャーノ)」

「覇気があっていいではないですか。
(グエン・サード・ラインフォード)」

「いいえ、あれはムーンレィスに馬鹿にされる
蛮勇と申します(リリ・ボルジャーノ)」

「恐れずに、新しいことをやるのが進歩に繋がります。
(リリ・ボルジャーノ)」




-グッと来たセリフ②-

「今は戦力の数より、不穏分子の排除が
優先される(ハリー・オード)」

「じゃ、ミハエル大佐たちはっ?!
(ロラン・セアック)」

「放っておけばよい。処刑の手間が省けた。
(ハリー・オード)」

「処刑?!(ジョン)」

「クーデターには死罪だろ?
(ハリー・オード)」

「それって、簡単過ぎってすっごく嫌いな考え方!
(ソシエ・ハイム)」

「僕も嫌ですね!(ロラン・セアック)」






-あらすじ-

宇宙に出て以来、ミハエル大佐を初めとした
イングレッサ・ミリシャの者たちは

地球上との勝手の違いに恐れや戸惑いから来る
不満を募らせていた。

宇宙酔いを醒ますため、酒に酔うという奇行を
行ったヤーニーは、酔った勢いで地球に戻ろうとして
酒樽に潜り込んで宇宙に出たが、帰れるはずも無く、

ロランに回収される。

だが、彼らの不満は収まることはなく、
遂にミハエル大佐の元ウィルゲムの
ブリッジは占拠され、

キエル・ハイムを人質に船を地球を戻す
要求をするに至ってしまった。








-感想-

今回は例えるなら

ミリシャだよ!
全員集合!


とでも言うべきコントのような話だったんですけど、

とはいえ、気が遠くなるような時間をかけて
宇宙や月という新しい環境に適合した人類に

一日や二日で適応出来るわけでも無いで
あろうということを考えると、なかなか
興味深い話ではありましたね。

現代においても、密閉された空間に
何時間過ごしても適応できる人材しか
宇宙に行けないみたいですしね。

ラストは記念写真を撮影して終わる、
というのも前回同様に『∀』らしい
終わり方ではあるんですが、

反乱の首謀者であるミハエル大佐が
残してきた家族を思っての行動だったという
動機もまた印象深いです。




あと、宇宙に出て以来ブリッジ要員になった為か
やけに出番の増えたヤコップとブルーノ
なんですけど、

ハリーのグッと来たセリフ②を考えると
居心地がいいんでしょうね。

だから、逃げ出しもせずにキチンと
責任を果たしているのでしょう。

ムーンレィスは技術が進んでしまった分だけ
組織におけるシステムが硬直化してしまって柔軟性が
欠如してしまっているのかもしれません。




また、これまでに何度か登場している
宇宙服なんですが、

これまでのシリーズと比較すると、
ロランのパイロットスーツを除けばやけに
原始的なデザインが多く、

言うなれば“ガンダム臭”のようなものが
払拭されてしまっているのですが、

これは∀のデザインやムーンレィスのMSの
デザインラインにも言えることなんですけど、

意図的にそうしたんでしょうかね。


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-次回予告-

人工の星、ミスルトゥに、ディアナ様が
お逃げになったという通信が入った。

ソシエお嬢さんと救助に向かった、が、そこには
月のサムライの家、ギム・ギンガナムの部隊がいた。
モビルスーツ、マヒローだ。

次回、∀ガンダム、“月世界の門”

風が震えた――――。

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