『∀ガンダム』を全話語ってみる(第32話)

第32話 神話の王



脚本:太田愛
演出:池端隆史
絵コンテ:横山彰利
作画監督:しんぼたくろう・中田栄治
1999年11月19日放送




-グッと来たセリフ-

「…グエン様でも、この兵器を使うことを
面白がってらっしゃる…(キエル)」




-あらすじ-

マニューピチのふもとに到着した
ウィルゲムだったが、ディアナ・カウンターの
占領下で山頂に設置された砲台によって、

ミリシャの機械化部隊の多大な犠牲を
持ってしても迂闊に街へは近づけなかった。

ギャバンの後を継いだスエサイド部隊の
エイムズは執拗にホワイトドールが戦闘に
加わるようロランに迫るが、

ロストマウンテンで回収した核弾頭が
マルチパーパスサイロに入ったままの
状態では危険が高いと判断し、

ロランは機体不調を理由にして拒否。

その様子を不審に思ったジョゼフは、
本当に機体が不調なのかどうか

ホワイトドールを調べると言い出し、
シドも疑惑の目を向ける。

そんな時、一行はひょんなことから現地住民
アデスカの王たるクワウトル出会い、

彼の話す伝説の話から
ロランは直感で王は核兵器の脅威を
知っているのではないかと睨む。








-感想-

マニューピチという地は、現代の
インカ文明の栄えた“マチュピチュ”に
あたる土地でもあるんですけど、

そのせいなのか、何やら今回は
“ガンダム”を観ているというよりは

“太陽の子エステバン”を観ているような
錯覚に陥りましたね。

とはいえ、おそらくはその辺が狙い
なんじゃないかと思います。

『機動戦士Vガンダム』
の時点で、マスドライバーは
ジブラルタル海峡にもある訳で、

わざわざ設定を起こして新たにマニューピチュに
向かわせたのは、

現実世界でも原住民の興した国である
インカ帝国はスペインに征服されてしまっているので、
その辺を意識しているのかもしれません。




ネット情報によると『∀』の世界では
他にもイングレッサはアメリカ合衆国の
ニューイングランドをモチーフとし、

ノックスはノースカロライナを、ルジャーナは
ルイジアナをモチーフとしているらしいのですが、

物語の舞台をアメリカ大陸を連想する
“アメリア大陸”としたのも、意図的に
そうしたように思いますね。

とはいえ、それが“誰の土地か”ということは
テーマにはなっていないと思いますが。

これがヨーロッパを舞台のモチーフとしていたら、
また違った物語になっていたのかもしれません。




-次回予告-

神話が残る土地の人々は、
古いしきたりに乗っ取る争いがあった。

クワウトルはその争いから抜け出して、
砲台の破壊を手伝ってくれた。

その結末は悲しいものでも、神話を受け継ぐものだった。

次回、∀ガンダム、“マニューピチュ攻略”

王の風が吹いた!

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