『∀ガンダム』を全話語ってみる(第28話)

第28話 託されたもの



脚本:星山博之
演出:西森章
絵コンテ:西森章
作画監督:しんぼたくろう・中田栄治
1999年10月22日放送




-グッと来たセリフ①-

「君たちの大役はわしが引き受ける(ゼノア)」

「直訴の件ですか?(ロラン)」

「そうさ、君たちはこれを山か海、
いや、山の方がいい、埋めてくれ(ゼノア)」

「軍事裁判に掛けられたら…(ロラン)」

「どうとでもするさ、私は部下の死を
無駄にしたくないんだ(ゼノア)」

「あぁ……(ソシエ)」




-グッと来たセリフ②-

「核兵器が使われる戦争をやったら…
また、黒歴史を書くことになる…(ゼノア)」




-グッと来たセリフ③-

「グエンさん達も、確か言っていたな(ロラン)」

『~黒歴史の始まりは、地球の生物を死滅させた
業火の描写からなんだが(グエン)』

『マウンテンサイクルの事がわかれば
その業火というのも旧人類の作った超兵器では
ないかと睨んでいるんだ(シド)』

『ムーンレィスとの戦争は、それを見付け、手に入れた方が
勝利者になると言ってもいいな(グエン)』

『超兵器、ですか…(ロラン)』

「今、僕はその破壊兵器を持っているけど、
ミリシャにもディアナ・カウンターにも渡せないな…。
僕が責任を持つしかないんだ(ロラン)」










-あらすじ-

核兵器の破壊力を見せつけられたゼノアは、
核弾頭をディアナ・カウンターにも
ミリシャに置くことも危険と察し、

残された核弾頭をロランに託した。

ロランたちは核の破壊力から
即刻争いをやめるよう、ソレイユのディアナに
直訴することを考えていたが、

その役目はゼノアが果たすと言い
ソシエとメシェーはそれに共鳴し、
彼とともにソレイユへ向かう。

しかし、彼らを迎えたの銃弾の嵐だった。

一方、同じように核の光を見たフィルは
その威力をもって地球を統治すべきとディアナに
対して全権移譲を求めていた。

これを拒むディアナに対してフィルは
銃口を向けた。








-感想-

ロストマウンテンの一件は、ソシエにとって
婚約者であるギャバンを失ったことでの
成長の一里塚だと思っていたのですが

ゼノアとの出会いも、憎しみを超えた戦いへの
段階を踏むことになっていたようですね。




核兵器の存在を知ったゼノアとフィルでは
その反応が対照的ではありますが、

ゼノアに同調してソシエやメシェーが
ディアナに直訴しに向かうシーンは、

強大な脅威に対しては、敵味方関係なく
一つになれるであろうという、人間の
善性のようなものを感じますね。

ひょっとしたら、『∀』ではそういうことを
描こうとしているかと思ったのですが、

それがメインテーマにはなっていないでしょう。

特に、今回は月の女王は想いが同じであれば
一介の地球人の女性でも代わりが可能、

というより、女王の資質は生まれ育った場所や
血に由来しない、という描写もありましたからね。

陳腐な言い回しになってしまいますけど
やっぱり深いですね、ガンダムは。




-次回予告-

ソレイユに捕らわれたディアナ様は、
キエルお嬢さんを装ってフィル少佐を混乱させた。

一方ポゥ中尉は、キエルお嬢さんがいなくなれば
女王になれると信じてしまった。

僕はお二人を守りたいと思った。

次回、∀ガンダム、“ソレイユの二人”

風が二つに分かれた――――

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