『∀ガンダム』を全話語ってみる(第25話)

第25話 ウィルゲム離陸



脚本:太田愛
演出:北川正人
絵コンテ:斧谷稔・鳥羽聡
作画監督:杉光登
1999年9月24日放送




-グッと来たセリフ①-

「わたくしは、入植の仕方を
間違えたのかもしれない…。

(中略)

いまのわたくしは、不和と争いの種を蒔く女神…。
(ディアナ・ソレル)」




-グッと来たセリフ②-

「非難されるべきなのは、ロランの方さ。
(キース・レジェ)」


「僕? なんで?(ロラン・セアック)」


「そうだろ! グエン・ラインフォードの口車に乗って、
“ミリシャのローラ”って奴で、何人ひとを殺した!
(キース・レジェ)」


「殺してなんかいない! 話し合いによる
決着を待っているんじゃないか!(ロラン・セアック)」


「今まで話し合いで決まったことが、
ひとつでもあるか?! ないだろ! 

その間に死んでく奴がいる、生きてる奴もいる、
ならね! 俺は生きている奴の為に
パンを焼いてやるんだよ!

敵とか味方とか、関係ないんだっ!(キース・レジェ)」




-あらすじ-

ディアナ・カウンターに宇宙船“ウィルゲム”の
発掘現場の位置を知られてしまったこともあり、

グエン・サード・ラインフォードは
ウィルゲムの試験飛行への作業を急がせていた。

一方、突然キエル・ハイムに扮する
ディアナ・ソレルが姿を消してしまったため

ロランは慌てて捜索に出動するが、
ソシエ・ハイムは面白くない。

そんなソシエにギャバン・グーニーは
ウェディングドレスを贈り、ドレスの
仕立てを伺っていた。

姿を消したディアナは、コレンを使って
トラックで移動している最中、街で略奪を
働く自らの軍隊の姿を見て心を痛める。

その様子を新聞に載せようと
躍起になって写真を撮りまくるフラン・ドールだったが、

メディアがルジャーナ領主のボルジャーノ家に
抑えられ、報道管制が引かれていることを知り
フラン・ドールは途方に暮れた。

ディアナを探しているロランは
キース・レジェのパン工場にも寄るが、

キースから浴びせられた言葉にロランは
深く動揺し、心から離れられなかった。








-感想-

話数的にいえば、ちょうど半分になる話の為か
なかなか密度の濃い話でしたね。

現時点でディアナ以上に達観してるのは
キースなのかなぁ、なんて思います。

キースもパン職人という、今までの
シリーズでは見られなかったポジションの
キャラクターではあるんですけど、

一般庶民から見た地球と月側の争いが
見えてきて、その辺がうまく生活感を生じさせて
『∀』らしさのようなものに

寄与してるんじゃないかと思います。




色々なものが同時進行で
物語は展開されていきますが、

ソシエからの話をロランが後回しに
してしまったことで、

ソシエの気持ちは一旦ギャバンの方に
向かったように見えましたね。

でも、ソシエとしては能動的に
結婚したいという訳ではなくて、

受動的に“結婚してもいい”という感覚に
近いのではないでしょうか。

それがいいのか悪いのかは別として、
“結婚”という身近な要素を取り上げる事でも
生活感を生じさせているようにも思います。




それと、コレン軍曹は
先の戦いでカミーユのように精神崩壊でも
してしまったんでしょうか?

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-次回予告-

秋のお祭りの中、ディアナ様が見つかっても、
コレンさんがいれば物事は複雑になる。

ハリーさんもディアナ様も、コレンさんの癒しになる
モビルスーツ戦をやれと言うのだから。

そんな戦い、僕にできるんだろうか。

次回、∀ガンダム、“悟りの戦い”

ヒートホークが秋風を斬る