『∀ガンダム』を全話語ってみる(第24話)

第24話 ローラの遠吠え



脚本:高橋哲子
演出:南康宏
絵コンテ:斧谷稔・金剛寺弾
作画監督:しんぼたくろう・中田栄治
1999年9月17日放送




-グッと来たセリフ①-

「ミラン執政官が、個人的にグエン卿に
接触して訊いたところでは、

ルジャーナの領主を立ててアメリア大陸を
合衆させようとしているのです。

ですから、アメリアの大統領を決めてからでないと
和平交渉は出来ないというのです(ハリー)」

「それでは遅いのです!
グエン卿と連絡を取り合って、急がせてください(キエル)」




-グッと来たセリフ②-

「…ぶったのね?!(ソシエ)」

「はい。そんな不純な動機でギャバンさんと
結婚するというのなら、今度はお父様の
お叱りだと思いなさい!(ディアナ)」




-グッと来たセリフ③-

「~わたくしが、地球に残した部下の末裔…。
すべて、すべてわたくしが作ってしまった罪…。
(ディアナ)」

「そうでしょうか、たった二年でしたけど、
僕は地球人になれると思っていますし、それでも、
ディアナ様を敬う気持ちも忘れられません(ロラン)」

「えっ…?!(ディアナ)」

「ですから、ですから全ての罪の源が
ご自身にあるなど、仰らないでください(ロラン)」

「――――わたくし、戦争の暴走を
止めるために一度、月に戻らなければならないと
考えております(ディアナ)」







-あらすじ-

遅々として進まぬ帰還作戦の為に
ディアナ・カウンターは食料が枯渇し、
現地住民から略奪する事態にまで発展していた。

対するミリシャは、そんなディアナ・カウンターの
部隊を包囲するまでの戦力を
増強するに到っていた。

事態の悪化を防ぎたいミラン執政官や
ハリー中尉だったが、アメリア大陸を代表する
交渉相手が存在しないことに頭を悩ませていた。

先に地球に帰化していた
ディアナ・カウンターの部隊であるレット隊は、

月側からは理解できない行動や
地球に帰化していたことなどから

周囲から特異な視線にさらされたり、
不審がられたりするなどして不満を募らせていたが、

その原因が敵であるミリシャのホワイトドールの
パイロットがムーンレィスであったことから
来ていることを知ると、

隊長であるキャンサー・カフカは
ある一計を案じる。

一方、ミリシャではスエサイド部隊の
ギャバン・グーニーとソシエ・ハイムが
婚約したことに衝撃が走っていた。








-感想-

今回のタイトルにある“ローラ”とは
ロランの事ではなくて、ロランに化けた
レット隊の事なんだろうと思うのですが、

ロランが地球に降下して二年しか
経っていないことを考えると、

グッと来たセリフ③であのようにロランは
言ってますけど、レット隊のセリフの方が重くて

やっぱり、ディアナに責任が無いようには
思えないですね。少なくとも現時点では。




また、グッと来たセリフ①なんですけど、
これはグエンの交渉引き延ばし工作の
一つなのかもしれませんね。

その間にウィルゲムを整備したり、
発掘兵器の調整や、備品の現地製造化を図って
交渉を有利に進めようとしているのでしょう。




そして、グッと来たセリフ②なんですけど、
なぜか肝心な部分のセリフがうまいこと
わからないカットになっているのですが、

状況から想像すると、おそらくは
ソシエはロランに対する承認欲求を満たすために
ギャバンと結婚しようとしていたのでしょう。

でもそれは、ロランが使用人で主人は自分なのに
パイロットやミリシャとしての格が上だから、

というコンプレックスとはまたちょっと違って
いるのではないかと思います。

ロランはソシエのことだって大切に思っているし、
ソシエもロランの事がきっと好きでしょうからね。




-次回予告-

ウィル・ゲイムさんの宇宙船が処女飛行するなら、
僕だって、フィル少佐たちの総攻撃を阻む。

髭のビームライフルが、飾りでないのを見せてやる。

でも、月に戻る決心をなさったディアナ様は、
どうお感じになるのだろう…。

次回、∀ガンダム、“ウィルゲム離陸”

風は大地から離れた

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