ドラマ『スクール☆ウォーズ』を全話語ってみる(第18回)

第18回 去りゆく君へ



1985年2月9日放送
脚本:長野洋
監督:山口和彦




-グッと来たセリフ-

「何で俺が怒るんだ?
俺がお前たちにラグビーを教えたのは、
何もお前たちを一流選手にするためじゃない。

ラグビーを通じて、生きるための
何かを掴んでほしいと思ったからだ。

お前は、圭子さんという素晴らしい人を見つけた。
その人をしあわせにする為に、お前が考え選んだ道を、
俺が反対するわけないだろう。

それは、お姉さんも、お兄さんも、
きっと同じ気持ちだと思うよ(滝沢賢治)」




「諸君は、不肖この岩佐邦靖が、本校に
就任して以来、最初に送り出す卒業生である。

この一年間、私は諸君の学力向上の為に、
敢えて過酷な試練を与えてきた。

その為、部活動停止になったクラブも少なくない。
なかんずく運動部の諸君にとって、この岩佐は、親の
敵より憎い奴と映ったに違いない。

しかし、これから諸君が世に出た時、
この試練は必ず役に立つものと、
私はそう信じて疑わない。

世の中は、弱肉強食を鉄則としている。
スポーツの世界においては、勝者よりも敗者の方に
より拍手が送られる例をまま見受けるが、

実社会において、
そのような甘っちょろい考えは通用しない。

敗者は、勝者の餌食となって滅びるしかない。

では社会の勝者とは何か?
それは、より高度の知的能力、平たく言えば、
より高い学歴を身に付けたものである。

学歴社会を批判することはやさしい。
しかし、その学歴社会を改革するためには、

まず自らが高度の学歴を得て、
社会の指導的立場に立たなければ、
所詮は弱者の遠吠えとして終わるのみである。

私が、諸君たちに数多くの
勉学を課した理由は、ここにある。

卒業生諸君、社会の勝利者たれ!
これが私の、贈る言葉である」




-あらすじ-

全国高校生ラグビー選手権大会は、
城南工大が優勝して幕を閉じた。

賢治は、その監督である江川恭司に
宿命的なものを感じ取っていた。

三年生は進路について本格的な
取り組みに入るが、森田光男は富田圭子のために
進学を諦め就職するという。

一方、マネージャーである山崎加代は、
父親が蒸発していると言う理由で就職活動が
思うように行かなかった。









-感想-

大人になってから観ると、岩佐校長の
言葉が身につまされるような気がします。

差し詰め、山城校長は理想主義、岩佐校長は
現実主義といったところでしょうか。

放送当時よりも学歴に対する偏見と言うか、
学歴そのものを偏重する傾向は弱まりましたが、
それでも無いよりは有ったほうがいいでしょう。

“グッと来たセリフ”には漏れてしまいましたが、
滝沢先生の言う通りでやはり勝負事は
勝たなければ嘘なのでしょう。

あらゆる場面で、勝つためには知識や教養などが
必ず必要になってくると思います。この辺は、前回の
下田大三郎のセリフの方がわかりやすいかもしれませんね。

現実から大きく飛躍した展開があるかと
思えば、急に現実と幾分も変わらぬ重いセリフが
突如として違和感無く出現するからこそ、

このドラマは“伝説”となったのでしょう。




それと、今回は水原時代の卒業生である
尾本と柏木が登場するのですが、あまりの変わりように
内田のセリフが無ければそうとは分からないでしょう。

この辺も、ひょっとしたら
“心底悪い人間はそうそういない”という
視点の一環なのかもしれませんね。

あと、今回の見所は二郎さんの
実の娘(坂上亜樹)との共演で、

目が似ているのでどのシーンで
一緒に出ているのかすぐ気が付くの
ではないかと思います。



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