『ガンバの冒険』を全話語ってみる(第3話)
第3話 忠太を救え! 大作戦
脚本:金子裕
監督:御厨恭輔
1975年4月21日放送
-グッと来たセリフ-
「おーいガンバ―!
ひとつだけ訊きてぇことがあんだー!
おめぇどうしてノロイに行く気になったんだー?!(イカサマ)」
「んなことオレにもわかんねぇぇぇ!
ただよぉ、ただ、海へ出ろ!ノロイへ行け!
って尻尾がうずくんだよ!(ガンバ)」
「!……尻尾が……尻尾がうずく……か……。
(イカサマ)」
-あらすじ-
忠太の容態が悪化し、
薬品が必要となったが船にはない。
寄港先の港町に薬局があることを知ったガンバは
船を降りるが、そこは先に降りていた
イカサマの故郷でもあった。
-感想-
今回は“機動戦士ガンダム”でいえば、
皮肉屋の“カイ・シデン”に近いイカサマが
正式に仲間になるエピソードだったんですけど、
なかなか熱い話でしたね。
思わず
『ルパン三世』
のファーストシリーズで、ルパンと五右エ門が
仲間になる話を彷彿とさせたんですけど、
それをストレートでなく、ネズミのドラマで
成立させてしまうというのが、熱い話につきものの
“気恥ずかしさ”を中和させているように思います。
また、ここまでカッコイイエピソードがありながら
OPは雄々しさや、勇ましさを謳い上げた楽曲ではなくて
サンバ調の楽しげで愉快な楽曲ですからね。
意味が有りそうで無さそうな歌詞は、
子供の食いつきを良くするため、あるいは大人には
“気恥ずかしい”熱さを前面に出さないための
配慮だったのかもしれませんね。
まぁ、EDは別として。
また、忠太の容態なんですけど、
病気のことはよくわからないのですが
熱が出たなら化膿止めよりも解熱鎮痛剤で
対処すべきなのではないかと想像したのですが、
その辺は細かく描写しなくてもいいのかもしれませんね。
そこが変だというなら、ネズミが日本語を喋っているのも
変ですし、服はどこで手に入れた? メガネは誰が作った?
ガクシャはどうやってエンジンの知識を手に入れた?
ってことになっちゃいますものね。
そういう“変なところ”こそがフィクションの
面白さだと思いますし、最近は
アニメにしろドラマにしろ
やたらと科学考証など“理屈”が重視される
傾向にありますが、かえって物語の多様性や面白さを
スポイルしているようにも思いますね。
ガンバは前述した全年齢層を対象とした
男のロマンやフィクションの楽しさ面白さ等が
総合的に盛り込まれたエンターテイメント
作品なんだろうと思います。
そして、この頃は“アニメ”がゴールデンタイムの
エンターテイメントとして成立した
古き良き時代だったのでしょう。

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