映画『ドラえもん~のび太の大魔境~』の感想

この作品から
『のび太と鉄人兵団』までは
劇場で鑑賞したのですが、

この頃はドラえもん映画って
私にとって春の風物詩と化していました。

なんというか、春休みにおける
唯一のレジャーとでもいうんでしょうかね。




さてさて、内容の方なんですが、
大人になってから観直すと少年期への
センチメンタルを抱く

『のび太の恐竜』
『のび太の宇宙開拓史』
の前二作とは違い

冒険ものや世界の七不思議的なものを
追求する物語となっており、

原作と映画の違いも細かいものはあるものの
内容を左右するものはありませんでした。

ひょっとしたら、だから前二作にもあった
ジャイアンの“男気”が今作では目立って
しまっていたのでしょうか。

また、今作から劇中に登場する
“空き地”が、道路の陸橋下だけではなく、

TV版にも使用された、建設会社の資材置き場を
連想させる階段のある“空き地”が登場しました。
(のび太とペコが出逢うシーンなど)




物語のパターン化を避ける狙いなのか、
今回はあまりドラえもんの秘密道具に頼らない
ストーリ展開が序盤に試みられているのですが、

結局は道具に頼ってしまっており、
この試みはこれ以降別の作品にも
みられるのですが、

そうした姿勢から人気に胡坐をかくわけでもなく、
常に挑戦を続けていた藤子F先生のスタンスが
見え隠れしているような気がします。

子供の頃は全く展開が読めませんでしたからね。

特に今回は前半の冒険ものに対して、
後半の犬の王国の失われた文明を巡っての
争いなんて想像できなかったのも

そうした姿勢による結果なんだと思います。

子供の頃、私を夢中にさせた部分って
やっぱり“少年期へのセンチメンタル”ではなくて
このような豊かな物語性なのでしょう。





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藤子・F・不二雄

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