映画『はるか、ノスタルジィ(大林宣彦監督)』の感想

原田知世、原田貴和子、富田靖子、石田ひかり…。

なぜか、大林宣彦監督の映画は
私の好みのタイプの女優さんばかり
起用されていて、

なおかつ、その女優さんの
プロモーションといってもいいような

女優と映画の内容が非常によくマッチングしている
映画が多いような気がして、

ひょっとして女の子の好みが
私と似ているのではないか、と興味を持ち

今回、『さびしんぼう』と一緒に観たのがこの
『はるか、ノスタルジィ』という映画だったりします。

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この作品も石田ひかりさんの
プロモーションとしても成功していて

少女とも大人の女性とも言い切れない
魅惑的な“はるか”を演じて、

物語も主人公の失われた、あるいは、
封印した記憶を辿る事を軸に

サスペンス調な謎解きに近い展開がされていて
面白かったことは面白かったのですが、

やっぱりちょっと引っ掛かるのは
『さびしんぼう』と同様な男女関係で

同じ青春を過ごしていないのであれば、
別人であり、他人なのでは? という違和感。

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なんというか、大林監督って
初恋至上主義というか、初恋に対する
思い入れが強すぎる監督なのではないのかなぁ、と。

この映画では主人公やはるかの
恋愛模様がハッキリと“初恋”と断定されている
訳ではないのですけど、

その後のはるかが“さびしんぼう”と同じような
結婚を果たしていることなどから

やはり“初恋”を意識しているように
受け取ってしまいます。




初恋って、お互いの幼さから
往々にして悲恋で終わる場合が多いし、

そういった人々に向けられた“救い”の部分も
あるのかもしれませんけど、

男にしろ女にしろ、多くの出逢いを経験して
成長していくものだと私は信じていますから、

初恋は、たとえそれが、どんなに美しく
素晴らしいものであったとしても、

“初恋”以上のものにはならないのではないでしょうか。




かつて、大林監督は同じく“初恋”を扱った映画
『時をかける少女』
のインタビューの中で

「時とは過ぎ行くものではない。
また、やってくるものだと信じる、信じようとする
心を描きたかった」

と語っておられたのですが、
私としては、この視点の方が広い普遍性を
持っていると感じますし、

だからこそ『時かけ』は名作だとも
思うのですが、

それ故に
『さびしんぼう』
『はるか、ノスタルジィ』
には違和感を抱いたままなのかもしれません。


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