これって何か、よくないっスか?

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画『ゴースト・イン・ザ・シェル(実写版)』の感想

<<   作成日時 : 2017/04/07 19:38   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

脚本:ジェイミー・モス ウィリアム・ウィーラー 
    アーレン・クルーガー
監督:ルパート・サンダーズ
2017年4月7日日本公開

画像
↑画像は劇場で販売されていたプログラム


-感想-

期待と不安の入り混じり状態で
本日、ハリウッドの実写版の
攻殻機動隊である

『ゴースト・イン・ザ・シェル』
を鑑賞してきたのですが、

主役である“少佐”役のスカーレット・ヨハンソンが
身長のせいなのか、猫背なのか、華奢だからなのか、
どうにもあまり強そうに見えなかったりすることや、

物語もどちらかと言えば、公安9課の活動
そのものより“少佐”のアイデンティティに
関わることに割かれていたり、

映像的には電脳空間の描写に違和感を
覚えたりもしたのですが、

私としては、概ね悪くない印象で、

これまで映像化された、劇場版、S.A.C.シリーズ、
ひょっとしたら未見のARISも含まれている
かもしれませんけど、

それらのアニメ作品群の集大成的な
内容となっており、著しくイメージを
損なう部分は無い反面、

心を鷲掴みされる部分も希薄の
ようにも思います。

とはいえ、それでもエンターテイメント
作品として、手堅く、また無難に、纏められて
いるように感じました。




私としては、数ある“攻殻機動隊”の
シリーズの中で、最も分かりやすい
話になっていて、

世界観に対する基礎知識は必要ですが、
アニメシリーズの複雑さと比較すれば

『ロボコップ』ぽくなってしまってはいますが
単純に善悪の二元論で纏められているので、

攻殻初心者にも取っつきやすい物語に
なっていると思います。

かといって、ビギナー向けという訳でもなく、
これまでのアニメシリーズに
親しんで来られた方には、

劇場版、イノセンス、S.A.Cシリーズの
一場面を髣髴とするシーンが随所に
組み込まれていて、

実写版は実写版として独立した
物語ではありますが、アニメのオマージュ的な
要素も含まれており、

エンドロールが流れた際には
「おおっ!」
と思わず声を出しそうになってしまった
ニクイ選曲がされたりしていて

きちんとオリジナルに対する
リスペクトもされていると思います。

私が観たのは吹き替え版でしたが、
殆どのキャストがアニメ版と同一だったのも
その一環だったのかもしれません。




そうそう、何かと批判の的になった
“草薙素子”が白人になってしまった件ですが、

一応、劇中でそれなりに納得のいく
説明がなされてはいます。

この辺は、物語の舞台が日本というよりは
無国籍風の何処かになってしまったことも含めて、

本作の世界展開上、仕方ないのかなとは思います。




また、ビートたけしさんが演じた荒巻大輔
公安9課課長も、それなりに活躍する
シーンがあるのですが、

欲を言えば
「ファッキングジャップぐらい分かるよ馬鹿野郎」

ぐらいの凄みのある演技をして
欲しかったところですが、この辺はアニメも
そんなに激高するシーンは無いですからね。

更に欲を言ってしまえば、もう少し9課内の
結束の強さを描いてくれれば、終盤でどうして
“少佐”がクゼについて行かなかったのか

説得力が増したようにも思うんですけど、
やっぱり尺の問題ですかね。

プログラムを見る限りでは、“少佐”役の
スカーレット・ヨハンソンも、バトーとの関係を
きちんと理解しているように受け取れて、

その辺がちょっと残念ですね。




ビートたけしさんは、本作が初めての
原作が漫画の実写化の成功作、との意味の
コメントをされたそうですが、

これまで制作されたアニメ作品の様々な
要素を最大公約数的にサルベージした
集大成的な内容だったことを考えると、

まんざら間違いでもないかな、とは思います。

とはいえ、基本的に私の満足度が高かった
映画というのは、多くの場合、世間の
評価とは反比例するようなので、

これからこの映画を観ようと思ってる方は、
その辺のことを差し引いて観て欲しいかな、
なんて思います。






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル(実写版)』の感想 これって何か、よくないっスか?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる