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zoom RSS 松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第6話)※2018年5月追記

<<   作成日時 : 2018/05/12 16:05   >>

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第6話 失踪者の影



脚本:佐治乾 柏原寛司
監督:西村潔
1979年10月23日放送




-グッと来たセリフ-

「でもさ、松本さん。人間ってのはさ、なんかこう、
冗談なのか本気なのかわからない、ギリギリんとこで
生きてんじゃないかしら?(工藤俊作)」




-あらすじ-

ある日工藤は大月から上京したキノシタレイコから
消息を絶った恋人オカモトサチオを
探すよう依頼を受ける。

調査を開始した工藤だったが、
そこで得た情報からオカモトは周囲からの
評判が悪いだけではなく、

何かしらの犯罪に手を染めていることを
突き止める。

一途で純真な心を持つレイコに工藤は、
恋人として別の男を探すよう勧めるが、レイコは
頑としてそれを受け入れない。








-感想-

今回の見所は、あの“相棒”の内村 完爾刑事部長こと
片桐竜次さんがチンピラの役で登場している
こともさることながら、

やはり、かつてのコーヒーのCMで有名になった
今回の“グッと来たセリフ”の存在も大きいの
ではないでしょうか。

実をいうと、今回のエピソードは個人的に
一、二を争うほど好きなエピソードだったりします。




最後のどんでん返しが一つの象徴ですけど、
人間は、そう論理的かつ理屈だけで生きている
訳ではないっていうのが、

今回のキノシタレイコを見ていると強く感じますよね。

この登場人物の妙な人間臭さはもう時代を越えてしまって、
現代においても十分通用するというか、

あるいは今日も街のどこかで
繰り広げられているような物語のように思います。

だからこそ、今回の“グッと来たセリフ”は重いんですけど、
工藤俊作は実に軽く発言していながら、格好の悪さが
格好良く見えるこのドラマでは決してギャグにはならず、

ストレートにテーマ性が心に突き刺さってくるのも
“探偵物語”というドラマの放つ独特のカラー
なんだろうな、と思います。




やっぱり、工藤俊作は優しいんでしょうね。
クズ同然の男の戯言を真に受け、最終的には
そんな男を庇って死んだ哀れな女とは思わず、

一途に惚れた続けた男の為に殉じることが叶った
しあわせな女と自分を納得させていたのでしょう。

今回もコミカルなシーンが多くて見逃しがちに
なりそうですが、物語の本質はこのような表に出にくい
工藤の優しさなんだろう思います。




※2018年5月追記

今回観直したところ、

物語序盤の事務所でキノシタレイコが
工藤に渡したオカモトの履歴書の氏名の
振り仮名には、おかもとゆきおと記され、

“殺人課の刑事が動くような事件”を新聞で
調べるシーンの後に映るオカモトの履歴書の
氏名のフリガナにはおかもとさちおと記されていて、

これは間違いなのか、途中で変更されたのか、
ちょっと気になりますね。


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-次回予告(耳コピなので一字一句正確ではないかもです)-

名探偵ほどサツのダンナには妬まれる。
妬まれついでの誤認逮捕とくれば流石のこの私だって
イイ加減にしろコノヤロッ! と言いたくなる。

そんでまぁ、助っ人に、例の女弁護士、
ほら、あの悩殺ボインのマサ子ちゃんを
呼んだわけだ。

ところがそれが間違いのもと。マサ子ちゃんの
捜査ときたら、私をホッタラカシにしてさ、
とんだ場外ファールだ。

事件は場外ホームラン。私はデッドボール。
タイトルは“裏街の女”

またしても悩殺ムードの濃いい
ツーアウト満塁の攻防はっ?!


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