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zoom RSS 松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第5話)

<<   作成日時 : 2015/03/09 19:05   >>

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第5話 夜汽車で来たあいつ



脚本:丸山昇一
監督:澤田幸弘




グッと来たセリフ

「タムラさんねぇ、いつも事実が真実を語っているとは
限らないんだな。

まぁ、こーいう東京っちゅう街でさ、こんな商売長くやってると
なんとなく物の価値観ちゅうのがさ、表向きだけじゃ
測れないっちゅうことがわかってくるわけだ。

例えばさ、表向きはどんなにキレイに着飾ってもね、
裏に回りゃ、とんでもない落とし穴が待ってたりするんだよ。
だからさ、またその逆もあり得るっちゅう事だ。

例えば、人から後ろ指差されるような汚い商売やっててもね、
いざっちゅう時になりゃ、人の為に一生懸命やってくれる
ような優しい人が多いんだよ。

だからさ、妹さんの事でも、一方的な価値判断じゃ、
ちょっとかわいそ過ぎるんじゃない、えっ(工藤俊作)」




-あらすじ-

ある日、福井からタムライチロウという男が
妹を探しに工藤の元へ訪れる。

“すぐやる課”に所属する、朴訥で都会に
染まっていないタムラに興味を持った工藤は
依頼を引き受けるが、

彼の懐には公務員らしからぬ大金と、
その陰に彼を追い回す謎の組織が暗躍していた。









-感想-

今回の見所は、あの杉下右京(水谷豊)が
工藤俊作と共演し、頼りげない公務員を演じている
ところもあるのかもしれませんが、

やっぱりいちばんの見所はタムラと工藤という、
全く異なったタイプの男性の友情というか、
絆ですよね。

この辺はコミカル色の強さで今一つ
見えにくくはなっているかと思いますが、
やっぱりその辺が今回のキモなんじゃないかと思います。



今この物語をドラマ化すれば、ひょっとすると
妹の所属している組織も壊滅させて、妹の背負っている
荷物を解消させて万事解決する話になっていたかもしれません。

単純に観たら、その方が工藤俊作が優しく見えるでしょう。

でも、そうしなかったのは妹の気持ちを汲んでの事なのでしょう。
その辺は、当初、タムラに妹を合わせようとしなかった
工藤の優しいゆえの厳しさなんだろうと思います。

と、同時に、やっぱり今回の“グッと来たセリフ”に
あるように、ある意味“必要悪”あるいは、非合法の
救済機関とみなしていたのかもしれませんね。

結局、そう簡単には善悪というのは区別が出来ない、
人間の絆というのは複雑で深いものってことが
描かれているのだと思います。




でも、初めて観たときの印象は、
「なんか地味な話だなぁ」
という感想しか持てなかったんですけど、

どうしても“伝説のアクションドラマ”という宣伝文句が
誤解を産んじゃってるんですよね。

今では、映画版である“蘇る優作 -探偵物語特別編-”の
中の一編としてはこれ以外には考えにくいかなぁ、
なんて思ってます。


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