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zoom RSS 松田優作の『探偵物語』を全話語ってみたい!(第1話)

<<   作成日時 : 2015/03/08 18:34   >>

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第1話 聖女が街にやって来た



脚本:丸山昇一
監督:村川透




グッと来たセリフ

「あのー…。この街の人たちって、
貴方が追われていることを知っていながら、
何でみんな逃がしてくれるの?(シスター)」

「あぁ、関わり合いになりたくないんじゃないですかね。
そんであの、この街が好きなくせしてね、この街の人間に
なろうとしないんですよ、みんな(工藤俊作)」




-あらすじ-

朝早く工藤の事務所を訪れたシスター。
彼女はセイナン女学院のシスターであり、生徒が盗んだ
ハンドバックを被害者への返却と示談を依頼してきた。

早速被害者の元へ赴いた工藤だったが、
何者かによって被害者は襲われ、工藤も
暴行を受けて意識を失ってしまう。








-感想-

ひょっとしたら、私が初めて“ハードボイルド”という
ジャンルに触れたドラマが、この松田優作主演の
『探偵物語』なのかもしれません。

『探偵物語』が“ハードボイルド”なのかどうかは
異論があるとは思いますが、とりあえず今回
それは脇に置きます。

一見、松田優作が主演ということで、コミカルな雰囲気で
アクション主体の痛快探偵ドラマに見えてしまうんですけど、
本当に観るべきところはそこではないように思います。

その根底には、嘘と偽りの社会の中で、
何かを信じて明日を生きようとする一人の男の
ドラマが隠されているように思えてならないのです。

その一つの象徴が、東京という舞台にしては
やや浮き気味の工藤のファッションだったり、

どういう訳か、恰好悪いところがやけに格好良く感じてしまう
工藤の立ち振る舞いのような気がします。

格好悪いところがやけに格好良く見えてしまう
ドラマというのも中々珍しでしょう。




そんな探偵物語の第1話なんですけど、
やはりアクション主体の前番組の影響が
残ってはいるものの、

工藤俊作のプロモーション編としては
よく出来ているのではないでしょうか。

特に、今回取り上げたグッと来たセリフのやりとりに
本作の世界観が凝縮されている気がします。

だからこそ、探偵の工藤俊作は
“この街”の人々から慕われているのではないかと。


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